28日の香港市場は続落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比245.87ポイント(0.95%)安の25679.78ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が111.51ポイント(1.27%)安の8644.81ポイントで引けた。
原油価格の上昇や中東情勢を巡る不透明感が意識される中、香港株は続落した。人工知能(AI)を巡る楽観的な見方は相場の下支え要因となったものの、投資家は新たな手掛かりを欠き、積極的な売買は限定的だった。加えて、中国ハイテク企業の四半期決算を見極めたいとの思惑や、労働節連休を前にしたポジション調整が相場の重荷となった。個別では寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)の株式売り出しによる需給悪化懸念が波及し、関連銘柄に売りが広がった。一方で押し目買いも一部に入り、下げ幅は限定的にとどまったが、ハンセン指数は続落して取引を終えた。
ハンセン指数の構成銘柄では、CATLのほか、舜宇光学科技(2382/HK)が6.2%安、比亜迪電子(BYDエレクトロニック:285/HK)が5.2%安とハイテク関連の一角に売りが広がった。また、人工知能(AI)関連も安い。北京智譜華章科技(2513/HK)が12.5%安、滴普科技(1384/HK)が8.3%安、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が5.2%安とそろって大幅安で引けた。業界の競争激化懸念が引き続きマイナス材料となったもようだ。
ほかに、自動車も売られた。北京汽車(1958/HK)が7.3%安、長城汽車(2333/HK)が4.6%安、小鵬汽車(9868/HK)が4.1%安、理想汽車(2015/HK)が3.9%安で引けた。
半面、証券セクターは買われた。国聯証券(1456/HK)が3.4%高、広発証券(1776/HK)が3.0%高、中信証券(6030/HK)が2.8%高、華泰証券(6886/HK)が2.7%高で引けた。
中国本土市場も反落。主要指標の上海総合指数は前日比0.19%安の4078.64ポイントで取引を終了した。