30日の香港市場は反落。主要90銘柄で構成されるハンセン指数が前日比335.31ポイント(1.28%)安の25776.53ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が123.77ポイント(1.41%)安の8681.83ポイントで引けた。
米国とイランの停戦交渉の停滞に伴う原油価格の上昇を受け、インフレ率の一段の加速懸念が高まっている。これは投資家心理の重荷となった。加えて、5月1日の休場を前に持ち高調整の売りが優勢となり、終日軟調に推移した。主力のテンセントやアリババ集団など大型ネット株が下げを主導。一方で、中国本土では人工知能(AI)関連を中心にハイテク株が上昇しており、好調な決算を背景とした買いの流れが下支え要因として意識されたが、相場全体の押し上げには至らなかった。
セクター別では、自動車セクターが安い。蔚来集団(9866/HK)が6.3%安、比亜迪(BYD:1211/HK)が5.4%安、奇瑞汽車(9973/HK)が4.9%安、賽力斯集団(9927/HK)が3.8%安、小米集団(1810/HK)が3.7%安で引けた。乗用車の販売減観測などが足かせとなったもようだ。
また、非鉄金属も売られた。佳キン国際資源投資(3858/HK)が5.7%安、江西銅業(358/HK)が5.4%安、中国アルミ(2600/HK)が4.4%安、洛陽モリブデン集団(3993/HK)が3.7%安で引けた。
半面、半導体銘柄に買いが入った。上海壁仞科技(6082/HK)が8.2%高、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が7.8%高、華虹半導体(1347/HK)が5.6%高、峰チョウ科技深セン(1304/HK)が3.2%高と値を上げた。
中国本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.11%高の4112.16ポイントで取引を終了した。