日経平均は反発。391.12円高の59676.04円(出来高概算11億1747万株)で前場の取引を終えている。
前日4月30日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は790.33ドル高の49652.14ドル、ナスダックは219.07ポイント高の24892.31で取引を終了した。労働市場が底堅く、経済の堅調な指標を受けて寄り付き後、上昇。原油価格が高値を更新後に下落し、また、長期金利の低下で投資家心理が改善し上昇した。また、主要企業決算への期待を受けた買いに終盤にかけ上げ幅を拡大、ナスダックは過去最高値を更新した。
米株式市場の動向を横目に、5月1日の日経平均は94.20円高の59379.12円と3日ぶり反発して取引を開始した。その後もプラス圏で推移したが、上げ幅を広げる動きは限定的だった。原油価格が下落し、米長期金利が低下したことが東京市場で安心感となった。また、日経平均は昨日までの続落で1250円ほど下落しており、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。さらに、国内主要企業の3月決算発表が進む中、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価を下支えした。
個別では、東エレク、ソフトバンクG、豊田通商、中外薬、ダイキン、京セラ、TOTO、キーエンス、スクリン、第一三共、良品計画、ファーストリテ、日東電、イオン、ニトリHDなどの銘柄が上昇。
一方、アドバンテス、TDK、キオクシアHD、フジクラ、KDDI、レーザーテク、イビデン、HOYA、味の素、大塚HD、太陽誘電、ファナック、信越化、アルプスアル、日電硝などの銘柄が下落。
業種別では、空運業、陸運業、金属製品などが上昇した一方で、電気・ガス業、証券・商品先物取引業、鉱業などが下落した。
後場の日経平均株価は、堅調な推移が続くか。前場は米株高や長期金利低下を背景にリスク選好の動きが強まり、半導体関連株や値がさ株が指数を押し上げた。特にナスダックの過去最高値更新が投資家心理を支えている。一方で、原油価格や金利の動向は引き続き市場の注目材料となるほか、円買い・ドル売り介入で円相場は一時5円程度円高が進んでおり、外部環境の変化には注意が必要とみられる。財務省の三村淳財務官は「大型連休はまだまだ序盤だと認識している」と語っている。後場は米株先物や為替動向をにらみつつ、主力株主導で底堅さを維持できるかが焦点となりそうだが、国内大型連休を控えるなか積極的に買い進む動きは限定的となろう。