7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。中東紛争の早期終結が期待され、ドル売り先行の見通し。日本の為替介入への警戒感から、ドル売り・円買いも継続しよう。ただ、156円台ではドルに戻りの余地がありそうだ。
前日発表された米ADP雇用統計は民間部門雇用者数が予想ほど増加しなかったものの、前回を上回り雇用情勢悪化への懸念を回避。一方、米国とイランの和平協議に向けた動きで中東紛争の早期終結への期待感から原油安・ドル安の展開に。ユーロ・ドルは1.18ドル付近からの失速後は1.1740ドル台を維持し、ドル・円は156円台半ばで伸び悩んだ。本日アジア市場は原油相場の下げ渋りでドル売りは後退、ドル・円は156円台を維持した。
この後の海外市場は中東情勢にらみの展開。4月末からの値動きをみると、ドル・円の政府の防衛ラインは足元158円とみられ、157円台になると為替介入を意識したドル売り・円買いが勢いづく傾向がある。そのため、156円台を中心とした値動きが見込まれる。また、今晩発表の新規失業保険申請件数は前回から悪化が予想され、明日の雇用統計を前にドル買いは慎重になるだろう。ただ、中東情勢の不透明感は払拭されておらず、原油相場は下落してもドルに買戻し余地が見込まれる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・3月小売売上高(予想:前月比-0.3%)
・21:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:20.5万件)
・21:30 米・1-3月期非農業部門労働生産性速報値(予想:前期比+1.2%)