日経平均は続伸。176.76円高の63448.87円(出来高概算13億9282万株)で前場の取引を終えている。
前日13日の米国株式市場はまちまち。ダウ平均は67.36ドル安の49693.20ドル、ナスダックは314.14ポイント高の26402.34で取引を終了した。生産者物価指数(PPI)が約3年ぶりとなる大幅な伸びとなったためインフレ警戒感がさらに高まり、寄り付き後、まちまち。半導体のエヌビディアなどハイテクが支え、ナスダックは終日堅調に推移し、連日過去最高値を更新。中盤にかけ、原油価格が下落するとダウも回復し、終盤にかけ下げ幅を縮小した。
米株式市場の動向を横目に、14日の日経平均は8.65円安の63263.46円と反落して取引を開始した。前日の米ナスダック高や半導体株高を背景に、寄り付き後はハイテク株を中心に買いが先行した。特に半導体関連や電子部品関連株への物色が強まったほか、国内では主要企業の3月決算発表が佳境となっており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。前場中盤にかけては先物主導の買いが優勢となり、取引時間中の最高値を上回った。
個別では、アドバンテス、ファナック、TDK、東エレク、キオクシアHD、イビデン、スクリン、村田製、KDDI、ローム、太陽誘電、ルネサス、中外薬、京セラ、信越化などの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、ファーストリテ、ソニーG、コナミG、住友不、住友電、ダイキン、リクルートHD、三井不、第一三共、三井金属、大日印、バンナムHD、オリンパス、伊藤忠などの銘柄が下落。
業種別では、ガラス土石製品、電気機器、パルプ紙などが上昇した一方で、不動産業、その他製品、建設業などが下落した。
後場の日経平均株価は、高値圏で底堅い推移が続く展開が見込まれる。前場は米ナスダックの最高値更新や半導体株高を背景に、東京市場でも半導体関連株や電子部品株への買いが優勢となった。特にアドバンテスやファナック、TDKなど指数寄与度の高いハイテク株の上昇が相場を支えた。一方で、不動産株や一部内需株には利益確定売りが見られ、相場全体の上値を抑える要因となっている。米国ではインフレ指標の上振れを受けた長期金利動向が引き続き注視されるほか、原油価格や為替市場の変動も投資家心理に影響を与えやすい。後場は米株先物の動向もにらみながら、主力ハイテク株中心の展開が継続するかが焦点となろう。