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クラボウ—26年3月期は最終利益が2ケタ増益、期末配当の増配を発表

クラボウは14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比4.6%減の1,437.58億円、営業利益が同11.0%減の91.82億円、経常利益が同6.1%減の110.71億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同42.8%増の128.76億円となった。

化成品事業の売上高は626.00億円(前年同期比5.1%減)、営業利益は41.50億円(同17.4%減)となった。高機能樹脂製品は、第4四半期に入り受注は回復基調となったものの、第3四半期まで続いたAI用途以外の半導体市況の低迷の影響により、半導体製造装置向けの受注が減少し、減収となった。機能フィルムは、太陽電池向けの受注が堅調であった、北米の自動車向けの受注が減少し、減収となった。産業マテリアルは、自動車内装材向け軟質ウレタン、断熱材、自動車フィルター向け不織布の受注が順調であったが、前期に自動車内装材向け軟質ウレタンの製造・販売を行っていた中国子会社の全持分を譲渡した影響もあり、減収となった。

繊維事業の売上高は432.00億円(前年同期比10.8%減)、営業損失は8.90億円(前年同期は営業利益0.70億円)となった。糸は、ブラジル子会社のニット糸販売が低調に推移したが、原料改質技術を活用した高機能製品
「NaTech(ネイテック)」及びタイ子会社のデニム向けの販売が順調で、増収となった。ユニフォームは、ユニフォームアパレル向け製品の受注が増加し、増収となった。カジュアルは、国内SPA向けの生地の受注が減少し、減収となった。

環境メカトロニクス事業の売上高は227.00億円(前年同期比3.5%増)、営業利益は38.60億円(同15.7%増)となった。ライフサイエンス・テクノロジーは、子会社のFA装置などが堅調に推移したが、撹拌脱泡装置が米国の関税政策の影響などを受けて低調で、減収となった。エレクトロニクスは、半導体製造装置向け液体成分濃度計が堅調に推移し、また基板検査装置や鉄道業界向けインフラ検査システムなども順調で増収となった。エンジニアリングは、排ガス処理設備などが順調に推移し、また子会社のウェハー洗浄装置やフィルター洗浄装置も好調で、増収となった。

食品・サービス事業の売上高は111.00億円(前年同期比6.6%増)、営業利益は8.80億円(同22.1%増)となった。食品は、即席麺具材の拡販が順調に進んだことなどにより、増収となった。ホテル関連は、国内旅行やインバウンド需要により宿泊やレストランが順調に推移するとともに、宴会需要も回復傾向にあり、増収となった。

不動産賃貸の売上高は39.00億円(前年同期比6.5%増)、営業利益は22.90億円(同2.5%増)となった。賃貸物件の新規開店があった、

2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比7.1%増の1,540.00億円、営業利益が同22.0%増の112.00億円、経常利益が同12.9%増の125.00億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同1.0%増の130.00億円を見込んでいる。

また、同日、2026年3月期の期末配当金を前回予想から25.00円増配の166.00円とすることを発表した。これにより1株当たり年間配当金は307.00円(前期比127.00円増配)となる。

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