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GENDA第8回定時株主総会、創業来62件のM&Aで非連続成長を継続 中核領域のロールアップM&Aに集中へ

第8回定時株主総会

片岡尚氏(以下、片岡):おはようございます。代表取締役社長CEOの片岡尚です。株主のみなさま、ご多用中のところご出席いただき、誠にありがとうございます。

当株主総会では、当社定款の定めにより、私が議長を務めます。

それでは、ただいまより株式会社GENDA第8回定時株主総会を開会します。本総会の議事の運営については、議長である私の指示に従っていただきますよう、ご出席のみなさまのご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。

また、株主さまからのご発言やご質問等については、報告事項の報告および決議事項の説明、ならびに事前質問に対する回答の終了後に一括してお受けしますので、ご了承賜りたく、よろしくお願いします。

本総会においては、定足数を必要とする本総会の決議事項の審議に必要な定足数を満たしていることをご報告します。

当社の監査方法および結果については、当社Webサイトに掲載している「第8回定時株主総会招集ご通知・交付書面省略事項」に記載のとおりであり、監査役会から適正かつ相当である旨の意見を頂戴していることをご報告します。

また、本総会の報告事項は、当社Webサイトに掲載している「第8回定時株主総会招集ご通知・交付書面省略事項」に記載のとおりですが、その概要についてスライドを用いてご説明します。

2026年1月期 通期業績

2026年1月期の業績についてご説明します。売上高は1,707億円で前期比152.7パーセント、調整後EBITDAは228億円で前期比148.6パーセント、調整後営業利益は133億円で前期比127.3パーセント、調整後当期純利益は92億円で前期比153.5パーセントとなりました。売上高、調整後EBITDA、調整後当期純利益のいずれも期初計画を上回る結果となりました。

M&A及び資本取引

GENDAの成長エンジンであるM&Aについては、直近1年間だけでも、カラオケ時遊館やカラオケALL、フォトスタジオのキャラットなど、合計26件の案件を成約させ、連結子会社数は45社へと拡大しました。

ファイナンス

資金調達の面では、2026年1月期に初めて社債を発行しました。2度の起債を行い、合計113億円を調達することに成功しています。また、北米のPlayer Oneの株式取得や、将来のM&Aのための待機資金を目的とした184億円の公募増資を実施しました。

トラックレコード

創業来でのM&A件数は62件となりました。

グループツリー

GENDA全体の組織図はスライドに示しているとおりです。

アミューズメント

事業報告です。まず、アミューズメントについてご報告します。国内事業では、アミューズメント施設GiGOの年間を通じた既存店成長率が105.8パーセントと好調を維持し、GENDA GiGO Entertainmentの営業利益は84億円と、創業来の最高益を更新しました。これを牽引したのは、年間200本以上企画したクレーンゲームでのGiGO限定景品です。

スライドに掲載している写真のとおり、「TWICE LOVELYS」や「PUPPET SUNSUN」をはじめ、2026年1月期も多数のアニメやアーティストとコラボレーションを実施し、多くのファンにクレーンゲームなどを通じてアミューズメント施設の楽しさを体感していただきました。

アミューズメント

北米のアミューズメントでは4件のM&Aを実施した結果、ゲームセンターは約200店舗、ミニロケは約1万2,000ヶ所となり、当社のプラットフォームを一気に拡大させることができました。

この量的な拡大をテコに、多くの日本のIP景品を北米地域においては当社のエクスクルーシブなかたちで展開することができるようになり、スライドに掲載しているようなIP景品を45件展開しました。

カラオケ

カラオケでは、店舗運営と機器ディーラーの2つの事業を展開しています。店舗運営では7件のM&Aを実施し、カラオケBanBanなどの店舗数は1月末時点で464店舗となりました。

また、ディーラー事業では、業界1位のカジ・コーポレーションをM&Aし、業界2位である当社グループの音通と統合することで、圧倒的な業界1位となる株式会社ENNEが誕生しました。

ライフスタイル

全国に109店舗のフォトスタジオを展開するキャラットを、新たに仲間に迎えました。

ツーリズム

新規参入した外貨両替機事業の「SMART EXCHANGE」では、M&A直後からPMI施策としてAIを活用した集金ルートの効率化を実施しました。その結果、EBITDAはM&A前の10億円から1期目で1.5倍の15億円となり、さらに今期計画では23億円への大幅な増益を見込んでいます。

フード&ビバレッジ

フード&ビバレッジです。「LEMONADE by Lemonica(レモネード・レモニカ)」や「UNI DONUTS(ユニドーナツ)」に加え、プレミアムウォッカ「DANZKA(ダンズカ)」などの商品ラインナップを拡充し、カフェ業態や新商品の開発を加速しました。

キャラクター・マーチャンダイジング

プライズ卸のアレスカンパニーは、人材の強化およびGiGOとの連携強化により、最高益を更新しました。売上高はM&A前の24億円から85億円へ、EBITDAもM&A前の1億円から6億円と6倍となっています。

コンテンツ&プロモーション

映画配給のGAGAは、第97回アカデミー賞受賞作『サブスタンス』などの話題作を配給しました。また、邦画『栄光のバックホーム』も高い評価を受けています。

グループシナジー

当社の強みの1つは、多様なオフラインのプラットフォームを展開しているからこそできる、当社限定のIPコラボキャンペーンです。2026年1月期には、LAPONE ENTERTAINMENTおよびLAPONE GIRLS所属のアーティストとのコラボキャンペーンを実施しました。

GiGOではアクリルスタンドなどの限定景品を展開し、カラオケBanBanではコラボルームやコラボドリンクを提供しました。また、キャラクターMDのフクヤでは、カプセルトイやくじの販売を行いました。

このように、グループ横断的なキャンペーンを展開することで、多くのファンのみなさまに楽しんでいただくことができました。

DX

DXも当社の強みの1つです。自社開発のアプリは、多くのお客さまにダウンロードいただいています。会員数は、GiGOアプリが162万人、GiGO ONLINE CRANEアプリが175万人、カラオケBanBanアプリが231万人と、いずれも100万人規模の会員数を誇るアプリに成長しました。

今後もGENDAが展開するさまざまなサービスをGENDA IDと紐づけることで、相互送客の実現と顧客生涯価値の向上を図っていきます。

DX

AIを活用した業務改善も推進しています。アミューズメント施設では、AIカメラを活用した人流解析に基づく店舗レイアウトの改善により、クレーンゲーム売上を8パーセント向上させることができました。

また、カラオケBanBanでは、AIエージェントを自社開発し、現場や本部の負荷軽減を進めています。

株主優待

2026年1月期から新たに株主優待制度を開始しました。開始当初はGiGOとカラオケBanBanの施設利用のみでしたが、現在は小瓶のリキュール「クライナーファイグリング」とプレミアムウォッカ「DANZKA」とも交換できるように拡充しました。

以上が、2026年1月期の通期実績の説明となります。

2027年1月期 通期業績予想

2027年1月期の通期業績予想についてご説明します。売上高は2,150億円、調整後EBITDAは300億円、調整後当期純利益は106億円を計画しています。こちらの計画には、現時点で未発表のM&Aは織り込んでいません。

2027年1月期 通期業績予想

創業来の業績推移です。M&Aを成長ドライバーとし、非連続的な成長を遂げてきました。

調整後EPS

当社は創業来、M&Aは1株当たり利益(EPS)の向上に寄与するものだけを実行するという規律を守ってきました。今期も調整後EPSは成長し、さらに昨年調達したM&A待機資金を活用して新たなM&Aを実施することで、プラスアルファの成長を見込んでいます。

北米事業 – オペレーション改善 –

今期の注力領域についてご説明します。今期最大の課題は、北米事業の改善です。昨年来、決算発表などでもご報告してきたとおり、現在、北米で実施したM&A後のPMI過程で課題が顕在化しており、その解決に向けて全社一丸となって取り組んでいます。具体的には、景品補助の不備とPMI過程で発生したオペレーションの不備です。

北米事業におけるPMIでは、主にクレーン機と景品の入れ替えを進めています。従来の大型クレーン機から、当社がもともと手掛けてきたミニクレーン機に入れ替えるとともに、景品も日本IP景品へ入れ替えるというものです。

日本IP景品は従来の景品よりも人気が高いため、景品補充をこれまで以上に頻繁に行う必要があります。しかし、従業員への指導や研修が不足していたため、景品の補充が十分に行われないまま、数ヶ月間放置されるという事態が発生しました。

さらに、M&A後のガバナンス構築のため、10社以上を統合する作業を進めていました。その過程で、無人店舗であるミニロケに対しても、有人店舗で導入していた「集計したお金を、毎日銀行に入金しに行く」というオペレーションを適用してしまうなど、管理業務が増大していました。

その結果、本来景品補充を行うべき従業員が、増大した管理業務に時間を取られ、予定どおりの景品補充ができない状態に陥りました。

そこで、PMI人材を追加派遣し、業務工程の見直しを行うとともに、AIを活用した業務アプリ「Kiddleton Force」の導入を開始しました。

北米事業 – オペレーション改善 –

このアプリにより、店舗を巡回するラウンダーは、何曜日にどの店舗へ行き、どの業務を行うべきかをスマートフォン1つで把握できるようになりました。また、ラウンダーがこれまで「Excel」に手入力していた各ゲーム機の売上情報などを、写真を撮ってアップロードするだけでAIが画像解析し、データを蓄積する仕組みも導入しています。

これらは、すでに国内事業で実績を上げた取り組みを横展開したものです。国内アミューズメント施設が持つ従業員アプリ「GiGO NAVI」では、さまざまな業務を実行できます。また、外貨両替機事業では、AIを活用して集金ルートを最適化する取り組みを行いました。

このように、過去の成功事例を別の事業にも横展開することで、PMIの仕組みを効率的に構築しています。

北米事業 – 日本IP景品 –

北米では、クレーンゲームにおいて日本IP景品の展開が進んでいます。スライドに掲載しているのは『ドラゴンボール』のフィギュアで、北米地域では当社のKiddletonのみがエクスクルーシブなかたちで展開しています。今後も新しいIP景品の展開を予定しています。

北米事業 – 中期経営計画 –

以上を踏まえて、今期から2030年1月期までの北米事業の中期計画をスライドに示しています。今期は売上高450億円、調整後EBITDA55億円、調整後当期純利益10億円を計画しています。この計画達成に向けて、全社一丸となって邁進していきます。

今期以降の戦略修正

当社は今期以降、創業来の戦略を修正しました。「変えること」としては、既存事業の成長投資を厳選し、今期50億円以上のフリーキャッシュフローを創出すること、将来の「M&A待機資金目的の公募増資」を3年間行わないこと、M&Aは中核領域のロールアップM&Aに集中し、中核領域以外のM&Aは限定的に厳選することをお約束します。

一方、エンターテインメント業界でのM&Aを通じ、「連続的な非連続な成長」を実現するとともに、M&A案件はEPS向上に寄与するものだけを実行するという規律は引き続き堅持します。

業績予想

今期以降、業績予想は売上高、調整後EBITDA、調整後当期純利益の3つに絞って開示していきます。調整前の数値は、M&A実施に伴い発生するM&A関連費用の影響を受けるため、これを排除した当社の実力値を示すことが目的です。

今後は、M&A関連費用を足し戻した数値で業績予想を開示するため、M&Aを発表するたびに通期計画の上方修正が可能であると考えています。

会計基準の変更

今期第4四半期より、国際会計基準(IFRS)を適用する予定です。日本会計基準とIFRSでは、いくつかの項目で大きな差が生じます。これにより、IFRSにおける今期の調整後EBITDAは450億円超、親会社株主に帰属する当期純利益は約100億円となる見込みです。

株主還元

投資家層の拡大を目的として、新たに配当を開始します。今期は年間8円の配当を計画しており、配当総額は約15億円となります。成長投資を最優先とする前提で、今後は毎年の増配を想定しています。

また、株主優待については、今期の中間期からラインナップをさらに拡充していきます。「HillValley(ヒルバレー)」のポップコーンと「LEMONADE by Lemonica」のレモネードを株主優待ポイントと交換できるようにします。今後も、株主のみなさまに当社からお届けするエンターテインメントをお楽しみいただければと思っています。

以上で、第8期事業報告ならびに連結計算書類、および当社の計算書類の報告を終了します。

決議事項

第1号議案から第6号議案までの各議案を上程します。各議案の内容は、当社Webサイトに掲載している「第8回定時株主総会招集ご通知」に記載のとおりですが、あらためてご説明します。

第1号議案 定款一部変更の件

まず、第1号議案「定款一部変更の件」です。当社および子会社の事業活動の現状に即し、事業内容の明確化を図るため、定款第2条に事業目的を追加します。

また、現行定款第7条「自己株式の取得」は、現行定款第48条「剰余金の配当等の決定機関」と内容が重複しているため、条文整理を目的として削除します。

さらに、当社のガバナンス体制を一層強化するため、監査等委員会設置会社へ移行します。これに伴い、監査等委員会および監査等委員に関する定めを新設し、監査役および監査役会に関する定めを削除します。なお、本定款変更は、本総会終結の時をもって効力が発生するものとします。

第2号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く)8名選任の件

第2号議案「取締役(監査等委員である取締役を除く)8名選任の件」です。第1号議案が原案どおり承認可決されると、当社は監査等委員会設置会社へ移行し、本株主総会終結の時をもって現在の取締役9名全員が退任します。

このうち1名は取締役を退任するため、再任候補者7名および新任候補者1名の合計8名を一括して選任したいと思います。

第3号議案 監査等委員である取締役4名選任の件

第3号議案「監査等委員である取締役4名選任の件」です。監査等委員会設置会社への移行に伴い、新たに監査等委員である取締役4名を一括して選任したいと思います。なお、本議案については、監査役会の同意を得ています。

第4号議案 取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬枠決定の件

第4号議案「取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬枠決定の件」です。監査等委員会設置会社への移行に伴い、監査等委員以外の取締役の報酬枠を年額1億8,000万円以内、そのうち社外取締役分は年額4,000万円以内として、新たに設定したいと思います。

第5号議案 監査等委員である取締役の報酬枠決定の件

第5号議案「監査等委員である取締役の報酬枠決定の件」です。監査等委員会設置会社への移行に伴い、監査等委員である取締役の報酬枠を年額5,000万円以内として新たに設定したいと思います。

第6号議案 取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)に対する業績連動型株式報酬に係る報酬決定の件

第6号議案「取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)に対する業績連動型株式報酬に係る報酬決定の件」です。

中長期的な企業価値向上と株主さまとの利益共有を目的として、社外取締役以外の取締役を対象とした業績連動型株式報酬制度について、その報酬枠を第4号議案の金銭報酬に関する枠とは別枠で、年額9,900万円以内、かつ割り当てる株式数の上限を20万株として、新たに設定したいと思います。

以上、第1号議案から第6号議案までの各議案を上程し、その内容をご説明しました。

事前質問

それでは、個別のご質問、動議、その他審議に関する発言をお受けする前に、株主のみなさまよりあらかじめいただいているご質問の中から、株主のみなさまの関心が高いと思われるものについてお答えします。

質疑応答:株主優待のラインナップ拡充予定とGiGOでの利用上限設定について

「株主優待について、現在のラインナップから拡充される予定はあるでしょうか? また、GiGOでの1日の使用上限を設定していることについて、考え方を教えてください」というご質問です。

株主優待のラインナップについては、2027年1月期中間期の権利確定分より拡大を予定しています。新規追加アイテムとして「HillValley」のポップコーンのギフトセット、および「LEMONADE by Lemonica」のギフトセットを予定しています。

次に、GiGOにおける利用上限設定の考え方についてご説明します。2027年1月期中間期の権利確定分より、利用可能なゲーム機をクレーンゲームに限定した上で、1日の使用上限を1,000ポイントへ引き上げることとしました。

GiGO限定景品などの景品ラインナップに触れていただくことで、「GENDAらしいエンタメ体験」を株主のみなさまに体験していただきたいという意図があります。その上で、株主のみなさまと会社の双方にとって良いバランスとなる金額を設定しました。

質疑応答:申前社長の退任理由と保有株式の取り扱いについて

「申前社長の退任理由につき、あらためて説明を求めます。また、同氏が所有している株式の動向と御社が取る対応を教えてください」というご質問です。

まず、申の退任経緯についてご説明します。申が代表取締役から取締役へステップダウンして以降の新体制について、事業基盤が強固になったことを確認したため、新たなステップへ移行することにしました。指名・報酬諮問委員会でも十分な審議・答申を経た上での退任となります。

保有株式の取り扱いについてもご説明します。前提として、個人の資産管理を会社が確約することはできませんが、株式価値最大化に向けた方向性は、引き続き共有できていると認識しています。

重要情報を持ちながら株式の売買を行うインサイダー取引は、法的にも倫理的にも厳禁であることは言うまでもありません。当社ではすべての役職員に対し、GENDA株式の売買に際しては「事前の申請と会社の承認」を義務づけています。このルールは退任後も1年間適用される規定となっています。

過去の退職者についても、同様のフローに則った売買を実施するよう徹底しています。当社としては、今後もガバナンス体制を強化し、株主のみなさまの信頼を損なうことのないよう、適正な運営に努めていきます。

質疑応答:社債発行の方針について

「GENDA社債について3回目の発行がありましたが、いずれも機関投資家向けのものと推察します。今後の1つの方法として、小口化して個人向けの社債を発行する予定はあるでしょうか?」というご質問です。

これまで当社が発行してきた社債は、すべて機関投資家のみなさまを対象としたものでした。しかし、当社では資金調達手段の多様化を経営上の重要な課題の1つとして認識しています。本日、株主さまから直接このようなご意見をいただいたことも含め、個人投資家のみなさまからのご要望を真摯に受け止めていきます。

当社を長期的にご支援いただける投資家のみなさまに、より多くの選択肢をご提供できるよう、個人投資家向け社債の発行についても前向きに検討を進めていきます。

今後も、当社の成長を支えてくださる株主・投資家のみなさまとの関係深化に努めていきます。引き続き、変わらぬご支援を賜りますよう、お願いします。

審議・質疑応答

質疑応答および採決の進行方法についてです。まず、報告事項および決議事項に関する質問、ならびに動議を含めた審議に関するご発言を受け、その後、決議事項について採決のみを行います。また、議案の修正動議が提出された場合は、原案と一括審議の上、原案を先に採決します。

以上の進行方法に賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

ありがとうございました。過半数の賛成を得ましたので、この方法で進めていきます。

質疑応答:株価低迷への対応と機動的な自社株買いの可能性について

質問者:足元の株価低迷と資本政策についてです。御社の成長力の源泉は、デット、エクイティ、既存事業のフリーキャッシュフローという3本柱で、多様な資金調達力が基盤となっていると認識しています。

しかし、足元の株価水準では、株式公開買付けを含めたエクイティ活用が実質的に非効率化している、あるいは封じられている状況が懸念されます。また、保有する自己株式についても死蔵資産化している状態であり、深刻な経営課題が生じていると認識しています。

デットと既存事業のフリーキャッシュフローで当面の成長資金は賄えると私も認識しています。ただし、株価低迷を放置することで、8月末のTOPIX組み入れに関するチャンスロスが発生する場合、今後の資本市場との対話において極めて大きな懸念が生じると考えています。

これを解消するためには、機動的な自社株買いも1つの重要な選択肢だと認識していますが、今回報告されている単体財務諸表の分配可能額を見ると、それほど余裕があるようには思われません。

そこでおうかがいします。今後、手間のかかる臨時決算を実施してまでも、機動的な自社株買いを行う意思や準備はありますか? 私からの現状に関する見解と併せてお聞かせください。

片岡:まずは、株価が低く推移している現状について、株主のみなさまに対し大変申し訳なく思っています。深くお詫び申し上げます。

ご指摘のとおり、GENDAの成長の源泉は、エクイティ、デット、そしてフリーキャッシュフローを新たな投資に回すことの繰り返しにありました。今後もこれをしっかりと続けていきたいと考えています。

一方で、現在の株価で新規にエクイティを発行することが、誰にとっても良くないことは明らかです。まずは業績をしっかりと向上させて株価を上昇させ、その上で良い比率で株式交換等ができる状態を整えていきたいと考えています。

自社株買いについては、ご指摘のとおり、現状のホールディングカンパニー、純粋持株会社である株式会社GENDAの分配可能額にはあまり余裕がありません。

自社株買いを行うためには、昨年と同様にグループ会社からホールディングカンパニーへ配当をいただき、それによって分配可能額を増やす必要があります。これにより、GENDAが自社株買いや配当を実施できる状態となります。

しかし、これを実施するためには期中に臨時決算を行う必要があります。昨年も実施しましたが、ご質問の趣旨は「今年も同様のことを行ってまで自社株買いを行う用意があるか」ということだと認識しています。

当然ながら、我々は自社株買いを行うべき局面では、機動的に昨年と同様の対応を行う意向です。その準備も整っています。

質疑応答:人材育成と採用計画について

質問者:招集通知の4ページに人材に関する内容が記載されており、大変インパクトを受けました。かなりの費用をかけ、他社にない採用手法を取ったり、人材育成を行っているのではないかと思いますが、その点についてお聞かせください。

御社はAIやDXを推進している企業ですので、今後の採用においては、AIを活用した効率化も視野に入れた上で、どのように計画を組んでいるのかもおうかがいたいと思います。人材に関する全般的な考えについて、可能な範囲でお聞かせください。

佐藤雄三氏:取締役CCOの佐藤です。議長の指名に従い、私から回答します。私は取締役を務めるとともに、CCO(Chief Communication Officer)という肩書で、人事、総務、法務といった、M&Aやファイナンスに直接関与しない部分を担当しています。よろしくお願いします。

今期は、非常に積極的にAIの導入を進めています。もともとワークフロー全体のAI化にも力を入れていますが、それだけではなく、人事部門においても採用の過程でAIを活用したさまざまな見極めを取り入れています。

また、採用はもちろん重要ですが、その後の育成やリテンション、つまり継続して働いてもらう仕組みも大切です。このため、既存社員に対しても、AIを活用した育成やメンタルケアシステムを導入しています。

採用数については、前期の実績はテック系で16名、管理系で29名の計45名でした。今年はテック系で20名程度、管理系で30名程度の採用を予定しています。当ホールディングスの社員数は約108名で、その半数以上をテック系メンバーが占めています。AI活用とともに、このような採用を進めていきたいと考えています。

片岡:少し補足すると、人材に関しては大変ありがたいことに、非常に優秀なメンバーが集まっています。特に特徴的なのは、従業員の紹介によって新しい従業員が入社するケースが多い点です。

カルチャーフィットが最初からわかっている状態で働き始めることができるため、双方にとって間違った選択を避けることができます。おもしろい人材がおもしろい事業を手掛けているため、「自分もその一員になりたい」という理由で、多くの仲間が集まってきています。

今後も事業拡大に伴い、GENDAの優れたメンバーをさらに増やし、組織をより強化していきたいと考えています。

質疑応答:現場とホールディングス間の文化の違いおよび人材育成について

質問者:有名な会社でありながら株価が上がっていないことに疑問を感じ、初めて参加しました。お話をうかがい、ホールディングスとしてM&Aなどスマートな取り組みを行っていることは良いことだと思いますが、現場ではかなり地味な商品補充や、カラオケのお客さま対応、現場管理などを行っており、ギャップが非常に大きな会社だと思います。

北米市場の件にしても、成長を支えているのは現場のゲームセンター等のスタッフの方々だと思います。取締役の方のお話を聞いて、従業員数が100人規模ということは理解できましたが、一方で現場教育に関するお話が出なかったことが気になりました。

御社に入社する方々はM&Aなどのスマートな業務を目指している印象があり、「ゲームセンターの商品補充なんてやっていられないよ」といったギャップが生じることで、会社全体が回らないのではないかと思います。

おそらくそのような問題意識をお持ちだと思いますが、現場とホールディングスの文化の違いをどのように見ているのかを教えてください。

二宮一浩氏(以下、二宮):取締役の二宮です。議長からご指名いただきましたので、私より回答します。私はGENDAでアミューズメント事業を担当しながら、株式会社GENDA GiGO Entertainmentの代表を務めています。

おっしゃるとおり、現場では非常に地味な作業が多く、大変苦労していただいていると認識しています。その中で、GENDAの社員教育と現場の教育については、それぞれの階層ごとに日々たくさん実行しています。

我々の会社では「好きであることを力に変える」ことを非常に大切にしており、現場のメンバーの活力が当社の力の源泉であることを常日頃からお伝えしています。そのような意味では、従業員に対して大変感謝しており、この数字は日々働いていただいている従業員の努力の賜物だと思います。

階層ごとの研修を実施しながら、「GiGOを好きであり続けてもらう」ことが非常に重要だと考えています。離職率についてもトラッキングしていますが、通常のサービス業の離職率が約9パーセントに対し、GiGOは3.8パーセントと、非常に低い状況を維持しています。

まだまだ従業員に対して取り組むべき課題は多く残っていますが、教育の充実や、従業員に会社を好きであり続けてもらうための施策は、ある程度成果を上げられていると理解しています。

質疑応答:M&Aにおける不正会計リスクへの対応について

質問者:M&Aで急成長している製造業の上場企業が、不正会計処理問題で揺れています。御社も数年前からM&Aで急成長していますが、この数年間で実施したM&A先の会計処理をどのように対応しているのかについてお聞かせください。特に、社内取締役や社外取締役がどのような視点で確認しているかをおうかがいしたいと思います。

また、今回、監査等委員会設置会社へ移行するとのことですが、これにより将来的な子会社の不正会計を未然に防ぐ体制が整備できるのでしょうか? 社内監査役や社外監査役からメリットについてご説明いただければと思います。

渡邊太樹氏:常務取締役CFOの渡邊です。議長の指名により回答します。現在、当社の不正リスクの検知においては、ご指摘いただいたような他社で発生している状況とはまったく異なると理解しています。

M&Aを行う中で特に難しい点の1つは、やはりのれんの減損部分だと思います。のれんの減損が発生しないよう、不正や粉飾に手を染めてしまうということが考えられます。

当社は創業来、62件のM&Aを行ってきました。のれんの減損については、例えば直近期では520億円程度ののれんに対して3,000万円程度、創業来でも2.6億円の減損で済んでいます。つまり、適正な価格でM&Aしているため、減損リスクを抑制できているということです。

それが可能な理由としては、当社の場合、62回のM&Aの多くは、後継者のいないエンターテインメント企業のオーナーから事業を譲り受けています。このような事業承継の場合、通常のM&Aとは異なる価格での譲渡が多いため、案件をたくさん行いつつも「のれんの減損を回避するために過度なプレッシャーが生じる構造」にはなりにくいと考えています。

羽原康平氏:常務取締役CSOの羽原です。議長の指名により回答します。リスクの未然防止に向けて、体制面からさまざまな取り組みを行っています。

各グループ会社の状況や規模感、リスクの程度に応じて、本社であるホールディングスから役員やCFO、管理部長の派遣を行い、タイムリーにホールディングスと事業子会社との情報連携を可能にする体制を整備しています。

また、M&Aを積極的に推進するとともに、M&A後に適時適切なタイミングでグループ内の組織再編を行っています。既存の優れたプラクティスを持つグループ会社に統合することで、業務の効率化に加え、ホールディングスからのモニタリング機能の強化を実現しています。

井畑啓一氏:常勤社外監査役の井畑です。議長の指名により、私からも回答します。これまで監査役会として活動を進めてきました。特に、急拡大するグループ会社に対し、監査役会でも重点監査項目を設け、新たにグループ入りした会社の内部統制状況の監査を中心に活動してきました。

また、内部監査室や取締役などとの連携を含め、内部統制の進捗状況を常に監査する体制を整えています。

今後、監査等委員会設置会社への移行にあたり、新年度にむけて重点監査項目を設け、海外も含めて監査の目が行き届くような体制を構築し、さらに進化していきたいと考えています。

質疑応答:「ギーゴカップ」の今年の開催予定について

質問者:子どもがテレビゲーム『ぷよぷよ』のさまざまな大会に参加しており、御社の「ギーゴカップ」にもいつも参加しています。今年も開催があるのかどうか、もし決まっていましたら教えてください。

また、「ギーゴカップ」を開催していただける限り、御社を応援し続けたいと思っていますので、前向きにご検討いただけたら幸いです。

二宮:現時点では、まだ開催の決定には至っていません。しかし、当社としても非常に重要な大会であると認識しています。主催のセガとも良好な連携を取れていますので、今年も開催に向けて意欲を持っていることをお伝えします。

片岡:お子さまが『ぷよぷよ』の「ギーゴカップ」にいつも参加されているとのこと、ありがとうございます。セガにも、株主さまから要望があったことを前提に、開催の要望を伝えたいと思います。

質疑応答:今後の成長戦略の軸とオーガニック成長の見込みについて

質問者:現在、M&Aや増資に一定の制約がある中で、成長戦略の軸が変化している状況にあると認識しています。今後、何を成長ドライブの中核に据えていくのでしょうか? また、売上・利益のうち、どの程度をオーガニック成長で賄う想定なのか、現時点での考えをお聞かせください。

片岡:先ほど別のご質問でもお話ししましたが、現状の株価において株式を使ったM&Aはなかなか実施しづらい状況です。

一方で、昨年調達した資金と、今年のフリーキャッシュフローの創出力を活用し、一定のM&Aを着実に進めていきたいと考えています。そして、株価をしっかり整えた上で、さらなる飛躍を目指したいと思っています。

成長戦略の軸については、これまでどおりエンターテインメント業界におけるM&Aを通じて非連続的な成長を追求し続けます。この姿勢はまったく変わっておらず、現時点でも良いM&A案件のソーシングをしっかり進めており、みなさまのご期待に応えていきたいと考えています。

既存事業における売上や利益の成長については、先ほどGiGOや外貨両替機事業、キャラクターMD事業についてお伝えしましたが、それぞれ売上・利益が力強く伸びています。今年も既存事業をしっかりと成長させていく計画です。既存事業を着実に伸ばしながら、これまでどおりM&Aも進めていきます。

質疑応答:株主優待の変更について

質問者:私は『beatmania』が大好きで、「BEMANI PRO LEAGUE」をきっかけに御社に関心を持ち、株主になりました。株主総会の最初の映像でも『beatmania』の映像がたくさん取り上げられており、特にプレイしているユーザーの映像が使われていたため、お客さまを大切にしている会社であるとあらためて実感し、今日はうれしい気持ちでいっぱいです。

株主優待がクレーンゲーム中心の内容に変更された点についておうかがいします。クレーンゲームは収益性の高い分野である一方で、音楽ゲームのように継続的に来店するユーザー層とのバランスについてはどのように考えていますか?

また、現在の株主優待はスタッフを呼び出して利用する形式ですが、音楽ゲームで一般的に使用されている電子マネー「PASELI(パセリ)」や、GiGOアプリのプレイチケットを使うことで、従業員を呼び出す必要がなくなり、ゲームセンターにも株主にもメリットがある取り組みになると考えています。

GiGOアプリなら、先ほど話題に上がった『ぷよぷよ』にも使えますので、1つの選択肢として検討していただきたいです。また、私個人の意見だけでなく、「BEMANI PRO LEAGUE」で関わりができた選手のみなさまとのコミュニケーションを通じて、ユーザー視点でのさまざまな意見や要望を汲み取っていただきたいと考えています。

この点も踏まえ、音楽ゲームをプレイするユーザーにとって利用しやすい株主優待のあり方や、来店頻度および満足度の維持・向上に向けた今後の取り組みについてお聞かせください。

片岡:『beatmania』をご利用いただき、ありがとうございます。我々も「BEMANI PRO LEAGUE」のチームを持ち、毎年他のゲームプレイヤーと戦っています。応援していただき、大変ありがたく思います。

株主優待について、ご質問を踏まえ、あらためてご説明します。当社の株主優待では、GiGOをご利用いただけます。昨年までは1日の使用上限が500ポイントで、基本的に何にでも使用できましたが、今年から1日の使用上限を1,000ポイントに引き上げると同時に、使用対象をクレーンゲームのみに制限しました。

この変更は、社内でかなり議論を重ねた結果です。ご指摘のとおり、現場では優待使用時に従業員とのコミュニケーションが必要で、従業員がサービススイッチを押す必要があります。例えば500ポイントを使用する場合、機種によっては従業員が、お客さまが1PLAY終わる都度、サービススイッチを押さなければなりませんでした。これは従業員にとって非常に手間のかかる作業です。

一方で、クレーンゲームの場合、1回で300ポイントや500ポイントを消費するものが大半です。そのため、「1日で1,000ポイントを消費できるだろう」という現場の声もありました。

これらを考慮して議論を重ねた結果、全体最適を考え、今回の変更に踏み切りました。これまでクレーンゲーム以外で株主優待を利用されていた株主さまには、大変申し訳なく思います。全体のバランスを踏まえた上での決断であることをご理解いただければと思います。

一方、ご提案にありましたように、従業員を呼び出さずにアプリ内で決済を完結できれば、非常にすばらしいと思います。現時点ですぐに開発することは難しいと思いますが、貴重なご意見として頂戴します。ありがとうございました。

質疑応答:経済減速局面の対応策について

質問者:最近、マクロ経済が厳しい状況になりつつあると認識しています。経済が減速した際、エンタメの消費から削られる可能性が高いと考えています。その際の対策は考えていますか?

片岡:現在、我々のメインビジネスであるゲームセンターは、景気の後退局面において非常に耐性があります。過去の歴史を振り返ってみても、日本の経済が上がったり下がったりする中で、アミューズメント業界はそれほど大きく落ち込むことはありませんでした。仮に落ち込んだ場合も、ダメージは少ないかたちです。

コロナ禍においても、当初は急激に低下したものの、各エンターテインメント分野の中で最も早く回復した業種です。

ゲームセンターは、より多くの時間やお金を消費するエンターテインメントと比べて、100円あれば遊べる手軽な娯楽です。そのため、ゲームセンタービジネスはマクロ経済の大きな変化などの影響を受けにくいと考えています。

一方で、景気後退局面に備えた対応策としては、当社では投資基準として高いハードルレートを設定し、それを超えない投資は行わないと決めています。

景気後退局面においては、投資によって創出される売上・収益を状況に応じて厳しく評価し、その見通しにおいても所定のIRRを超えることを基準として、投資を実行していく予定です。

質疑応答:北米市場の戦略について

質問者:低迷している株価を上げるためには、業績を拡大する必要があります。業績拡大に関しては、北米をメインに取り組むと思います。

池袋を歩いていると、GiGOが多く見られます。この状態を海外に持っていければいいと思っていますが、米国を歩いていると、中華系のクレーンゲームが非常に多く、少し残念な気持ちです。

買収後は景品の補充といったオペレーションの改善などを進めていると思いますが、もう少し上の戦略について、北米市場で世界一のエンタメ企業をどのように目指していくのか、戦略を教えてください。

片岡:池袋のGiGOは非常に壮観ですので、「これを北米で展開してほしい」という気持ちはよくわかりますし、ありがたい気持ちでいっぱいです。

当社としては、M&Aで仲間に迎えた会社を整備すると同時に、それとは別に新店舗も開設し、しっかりと良いものを提供していきたいと考えています。新店舗については、日本で培ったGiGOの成功体験をできる限り移植して展開させていく方針です。ご期待に応えられるよう努力していきます。

質疑応答:利益率の改善策について

質問者:先日、テレビ番組で「日本のコンテンツは海外で非常に人気があるものの、中国や米国に比べて日本ではコンテンツから上がる利益をうまく回収できていない」という報道がありました。

御社は北米事業を含め、広範囲にさまざまな事業に取り組み、売上は年々拡大していると認識しています。しかし、営業利益率はここ2年間で低下しているように見受けられます。

「ディズニー」のようなキラーコンテンツに集中すれば利益も上がると思いますし、いろいろなコンテンツを矢継ぎ早に出していくこともあると思いますが、事業の拡大も含めて、利益率についてどのように考えていますか? また、対策があれば教えてください。

片岡:キラーコンテンツを獲得できれば、それは非常にすばらしいことだと思います。これに対する挑戦は当然行いますが、一方で当社は、現在プラットフォームをしっかりと構築していくことを考えています。

ゲームセンターやカラオケも、IPコンテンツをお客さまにお届けするためのプラットフォームと位置づけています。

このプラットフォームを世界中に着実に増やし、あらゆるIPコンテンツをプラットフォームに流していくことを優先的に進めていきます。そして将来的には、IPコンテンツの上流にも確実に進出していくことを戦略としています。

現状、日本のIPは人気がある一方で、北米市場等でマネタイズが十分に進んでいないことは事実です。我々のプラットフォームをご利用いただくことで、日本のIPがより収益を上げられるようにするため、我々はIPと顧客の橋渡しに取り組んでいます。

また、粗利率の低下については我々も注視しています。これは、事業ごとの粗利と粗利のミックスの話の2つに分けられます。言い換えれば、全体の粗利が上がるか下がるかという話です。

まず、事業ごとの粗利が落ちることはあってはならないと考えています。例えば、アミューズメント事業のGiGOにおいても昨年に比べて今年の粗利率を向上させる取り組みを進め、カラオケ事業やその他の各事業においてもしっかりと粗利を改善していきたいと考えています。我々はそれを目指して取り組んでいるところです。

一方で、粗利のミックスに関しては、我々が高い粗利率の事業を運営している中で、低い粗利率の事業をプラスアルファで買収すると、全体の粗利率は下がります。

ただし、これは特に問題ないと考えています。低い粗利率の事業でも十分な投資採算性や将来性を持ち、ビジネスとして成立するのであれば、しっかりと吸収していきます。全体の粗利率が下がることについては許容しています。

質疑応答:申前社長との今後の関係性と2040年ビジョンの継続について

質問者:私は、御社がIPOした時から株主としてサポーターとなりました。前社長の申氏と片岡氏の2人が創業者であり、その時にフロントに立っていたのが、今日もご出席している申前社長でした。

申前社長にはカリスマ性があり、「2040年に世界一のエンターテインメント企業になる」という非常に大きな理想を掲げており、期待感を持って投資しました。

当初は新しいM&Aが発表されるたびに株価が上がり、市場の期待が大きかったと思います。しかし、昨年5月に前社長が退任され、片岡社長の単独体制となって以降、株価は急激に低迷し、下降局面に入りました。本日も最安値を記録しています。

これは、世の中の株価に対する評価だと捉えています。そのような中、申前社長から「次の世代へ」という趣旨のご説明があり、保有株式も公募に合わせて売却されました。

昨年5月の段階では、「トップから退くが、GENDAの事業に対してはサポートを続ける」というメッセージがあったと記憶しています。しかし、保有株式の売却に加え、今回は役員も退かれるということで、GENDAとのリレーションシップが完全になくなるという理解でよろしいでしょうか?

また、「2040年に世界一のエンターテインメント企業になる」というスローガンやビジョンは、申前社長だけではなく、片岡社長と2人で掲げたビジョンだと思いますが、現在も継続しているのでしょうか?

もし継続するのであれば、大まかな戦略でかまいませんので教えてください。北米事業の立て直しも含めて、足元を固めていくことはわかりました。一方で、大きな目標に対して、どのような手段で実現していくのか、片岡社長の決意とともにお聞かせください。

そうでない場合、マーケットは御社に対する期待感を失ったまま、株価が低迷した状態が続くのではないかと非常に危惧しています。今後の御社を期待しての質問と捉えていただければ幸いです。

片岡:まず、創業から株主として長く応援いただき、ありがとうございます。現状、期待にお応えできていないことを大変申し訳なく思っています。

申とは8年前にGENDAを創業し、2024年にIPOを実現しました。2人でさまざまな局面を乗り越え、スタートから非常に充実した8年間を共に過ごせたと思っています。今回の発表のとおり、申は取締役から退任することになりますが、創業者という意味では、一生GENDAの共同創業者というかたちであり続けます。

リレーションシップに関しては、社内の従業員たちとのつながりもあるため、これですべてが完全に途絶えたわけではないと私は考えています。

「2040年に世界一のエンターテインメント企業になる」というのは、私と申だけではなく、グループ全員の思いです。特にここにいる中核メンバーたちは、「何があっても実現する」と強く思っています。

それに向けて取り組むべきこととしては、エンターテインメント業界のあらゆる分野をしっかりと見据えながら、良質なM&Aを継続的に実施していくことです。

ゲームセンターなどのアミューズメントだけにとどまらず、エンターテインメント業界全体で最も効果的にM&Aを遂行できる会社となり、新たに迎え入れた会社のPMIも着実に成長させていくことを繰り返していきます。これに尽きるのではないかと思っています。

先ほどのご質問でもお答えしたとおり、我々は現在M&Aを休止しているわけではなく、最適なM&Aを模索しています。適切なM&Aを着実に実行し、それを成長させ続けることで、2040年には世界一のエンターテインメント企業を目指します。今後とも末永くご支援を賜りますよう、お願いします。

質疑応答:アミューズメント業界の現状と今後について

質問者:2号議案の取締役候補の方におうかがいします。アミューズメント業界は、40年前からテレビゲーム、メダルゲーム、プリクラなど主流が大きく変化してきており、現在はクレーンゲームが中心となっています。今後、アミューズメント業界はどのように進化していくのでしょうか?

先ほど粗利のお話がありましたが、粗利をどのように稼ぎ、2040年に世界一のエンターテインメント企業となる目標を達成するのか、この1年の取り組みと今後の目標についてお聞かせください。

二宮:アミューズメントのこの1年を振り返ってみると、現在の市場ではクレーンゲームが非常に人気を集めているというのが実態かと思います。ただし、先ほどのご質問で触れられていた「BEMANI PRO LEAGUE」などの他のカテゴリにも、多くの熱狂的なファンがいることは十分認識しています。

当社はアミューズメント事業を展開する中で、「お客さまに熱量のある情報を提供する場となるんだ」と社内では伝えています。その意味では、現在はクレーンゲームが大きな比率を占めているのは事実です。

しかし、過去からの変化と同様に、ファンの熱量が高まるコンテンツは時代とともに移り変わります。そのため、クレーンゲームに固執することなく、さまざまなコンテンツを取り入れていきたいと考えています。

この1年を振り返ると、先ほど片岡からお話ししたとおり、GiGO限定景品を200本以上用意することができたのは非常に大きな変化だと思います。

以前は当社からIPオーナーに直接提案することが主流でしたが、当社のプラットフォームが非常に高く評価されるようになったため、「ぜひGiGOで展開してほしい」という声を多くの方々からいただけるようになりました。これが、非常に大きな強みの1つとなってきていると認識しています。

今後は、IPを獲得できる強みを海外に展開し、さらにカラオケや他の事業とも連動させていくことを、GiGOが主体となり取り組むべきだと考えています。これからもぜひご期待ください。

質疑応答:林取締役がこの1年で感じたことについて

質問者:昨年、林取締役が社外取締役として就任しましたが、この1年間でGENDAをどのように感じたかをお聞かせください。昨年は申前社長からさまざまなお話をうかがい、少しおもしろそうだと感じたため買い増しを行いましたが、現状では大きく損をしています。ぜひ、社外取締役である林取締役の考えをお聞きしたいです。

また、今回、申取締役が退任します。先ほどから多くの質問が寄せられていますので、申取締役からも一言お話ししていただければ幸いです。

片岡:申取締役に関しては、株主総会の最後にご挨拶の時間をいただいていますので、そこでお話をまとめたいと思います。

林真理子氏:社外取締役の林です。昨年1年間は、ほぼすべての取締役会に出席しました。みなさまは非常に若く活気があり、決定が早いという印象を受けています。同時に、地に足のついた堅実な社風も感じています。

片岡社長は派手な交友もありません。世界に向けたエンターテインメントの会社でありながらも、きちんと世の中の常識を守っている会社だと日々感じています。

質疑応答:カラオケ事業の今後について

質問者:片岡社長におうかがいします。今後、カラオケ事業はどのように変化していくと考えていますか? 私自身は最近カラオケには行っていませんが、カラオケ事業をどのように進化させ、50代でも楽しめるようにしていくのかなど、今後のビジョンについて考えをお聞かせください。

片岡:GENDAはカラオケに関して2つの事業を展開しています。1つは、カラオケBanBanを中心としたカラオケボックス事業で、現在464店舗を運営しており、店舗数では業界第3位となりました。

もう1つは、カラオケ機器の卸事業です。カラオケ機器を購入し、ナイトマーケットやカラオケボックスにレンタルまたは販売するという卸のビジネスです。この分野では、業界1位と2位の事業を合併し、我々が圧倒的な業界第1位となっています。この2つが当社の主なカラオケ事業です。

カラオケ業界全体については、新型コロナウイルスの影響からようやく回復し、現在はコロナ禍前の水準に少し足りない程度で横ばいに推移しています。

将来性は非常に明るいと考えています。これは、若い世代が多く利用しているためです。通常、横ばいで若い世代が減少する市場は将来的に縮小すると予想されますが、カラオケ市場は若い世代がどんどん入ってきている市場と言えます。また、1人でカラオケボックスを利用する若い方が増加している点も特徴的です。

現在、GiGOのところでご説明したIPとのコラボレーションを、カラオケ事業にも展開しています。コラボルームで歌いたいという需要もあり、新しい利用形態が増えています。当社は、カラオケ事業を中核ビジネスと位置づけ、今後も着実に成長させていきたいと考えています。

質疑応答:キャラットの買収理由とシナジー効果について

質問者:いつも御社を応援しています。毎回、見事な決算報告書を楽しみに拝見しています。株価は低迷していますが、私が握力を持ち続けていられるのも、このようなすばらしい決算報告書のおかげです。丁寧ですばらしい決算報告書を引き続き楽しみにしています。

私が質問したいのは、M&Aを行ったキャラットについてです。キャラットは、これまで取り組んできたエンターテインメントの流れとは異なる事業を展開しているように見受けられます。

カテゴリとしてはライフスタイルに属しており、突然感がある印象を受けました。ファン層や顧客層が非常に似ているため、送客効果が期待できることは理解していますが、そのメリットだけでは、世界一を目指すエンターテインメント企業としては少し物足りなさを感じます。

例えば、コスプレしてカラオケBanBanで歌えたり、写真が撮れるといった仕組みが実現できれば、非常に御社らしいエンターテインメント体験を提供できると考えています。以前に同様の質問をしましたが、あまり納得のいく回答ではなく、「なるほど」と思える答えが返ってこなかったため、今日あらためてお聞きします。

また、シナジーのマトリックスを拝見しましたが、キャラットは比較的薄く見えました。具体的な施策が示されていないように感じます。そのため、なぜキャラットを買収しようと思ったのか、今後どのように活用していこうと考えているのか、送客やマーケティング以外でもし具体的な施策があれば教えてください。

片岡:決算報告書についてお褒めいただき、ありがとうございます。今後ともぜひ応援をお願いします。

キャラットは、現在100店舗以上の写真スタジオを運営しています。写真スタジオ業界では、一番有名な「スタジオアリス」を筆頭に、キャラットは第3位の位置づけです。実は、写真スタジオ業界は少子化の影響を受け、少しずつ縮小しています。

しかし、グループに加わったキャラットは、店舗数や1店舗当たりの売上高が順調に伸びています。大手が店舗数を減らしたり、1店舗から2店舗を運営する地場の中小スタジオが廃業していく中で、しっかりと残存顧客を獲得できている結果だと考えています。

他の事業者が縮小している一方で、キャラットが成長している理由を端的に言うと、非常におしゃれな写真を撮影できる点にあります。現在の若い世代が「Instagram」に投稿したくなるような、おしゃれな写真を撮影できることが、圧倒的な差別化ポイントとなっています。

このおしゃれな写真を見て「本当にいい会社だ」と思い、GENDAグループに迎えることを決めました。「これがエンターテインメントなのか」という問いについては、まさにエンターテインメントだと思っています。

私にも娘がおり、3歳の時に七五三で撮影した写真をいまだに家に飾っていますし、祖父母の家でも同様に飾られています。家族とのつながりの瞬間を切り取り、後でいつでも思い出せることは、まさにエンターテインメントのど真ん中であると考えています。

写真館で働く従業員やキャラットの幹部メンバーも、「自分たちはエンターテインメント業界で働いている」という認識を強く持っており、GENDAグループの一員として違和感なく入ることができました。

また、シナジーに関して現在取り組んでいることとしては、GENDAのテクノロジーチームがキャラットに入り込み、さまざまな業務効率を改善しています。

ホームページの内容を更新し、AIを活用して、これまで首から上がなかった衣装に人の顔を合成したり、オンライン上で自分の写真をアップロードすると、試着したかのように表示できるなど、さまざまな取り組みを進めています。

グループ内の他の会社とのシナジーは現在あまり発現していませんが、ホールディングスであるGENDAとのシナジーについては非常によいかたちで発現してきています。

また、先ほどご提案があったIPとのコラボレーションについては、もともと取り組みたいと考えていたことですので、今後ぜひ実現したいと思います。

質疑応答:取締役候補の米屋氏について

質問者:第2号議案の取締役選任の件について、候補者8番目の米屋氏に関することです。米屋氏の肩書きには、「投資家として独立」と記載されています。投資家の方が御社に加わることで、実際にインサイダー取引規制に抵触しないのか非常に心配しています。この候補者について、片岡社長から少しご説明をお願いします。

また、この方が就任した際、御社でどのように貢献していくのかもお聞かせいただきたいです。第4号議案である報酬に関しても絶対に抵触しないために、不正行為があれば報酬も受け取らないなどの対応について、お聞かせください。

片岡:昨年、新しい取締役会のあり方を議論する中で、それぞれの専門性を持つスペシャリストを揃えた当社の経営ボードにおいて、投資家の目線が欠けているのではないかという課題がありました。

そこで、マーケットを注視し、投資家の目線で当社が取るべき行動やメッセージの発信方法についてしっかりアドバイスできる社外取締役を迎え入れようと、適任者を幅広く探しました。

そのような中で、現在も投資家として活動している方々は、さまざまな投資を行っています。もしその投資スコープの中に当社のような会社が含まれている、もしくは今後投資する可能性がある場合には、インサイダー情報の観点から選任が難しく、最終的に見送った候補者も多くいます。

そのような経緯の中で、米屋取締役候補と出会うことができました。今回は、インサイダー取引のリスクがまったくないという前提で、候補者として推薦しています。閉会後に米屋取締役候補からご挨拶いただく時間を設けていますので、よろしくお願いします。

質疑応答:サイバー攻撃への対策について

質問者:昨年、アサヒグループホールディングスやアスクルでサイバー攻撃がありました。御社のネット環境におけるサイバー攻撃への対策について、もし考えがあれば教えてください。

片岡:サイバー攻撃のリスクについては、当社も大変重要な課題と認識しています。外部の専門機関による脆弱性診断や、24時間体制でのネットワーク監視を実施しています。また、CISAとの立ち上げも進め、社内のセキュリティに関する情報収集を随時行っていますので、ご安心ください。

質疑応答:取締役候補者の活動報告について

質問者:私は株主になったばかりで、御社のことをあまり理解していません。第2号議案の取締役候補の方と第3号議案の監査等委員である取締役候補の方について、できれば1人ずつ、この1年間で何に取り組んできたのか、今後何を行っていきたいかについてご報告をお願いします。

片岡:新しい取締役候補者の方々からお話を聞きたいというご要望をいただきました。全員となると時間が限られてしまいますので、私が代表者を指名します。

嶋津紀子氏:ただいまご指名にあずかりました社外取締役の嶋津です。先ほど議長から「取締役や監査役はそれぞれスペシャリティを持つメンバーで構成されている」との発言がありました。それぞれ異なるバックグラウンドを持ち、自身の経験をもとに取締役会で議論を行っています。

取締役会は非常に活発な意見交換の場として機能しています。私の場合、中小企業になりますが、事業承継における企業の買収、買収後の企業価値向上に取り組んでいます。

その視点から、買収候補として挙がってくる企業について、GENDA全体にどのようなビジネスインパクトがあるのか、またどのようなシナジーや意味合いのある投資になるのかといった点を中心に議論に参加しています。

さらに、弁護士や会計士の先生方からも、コンプライアンスやガバナンスなどさまざまな視点で指摘や意見が出されており、取締役会全体として多様な議論がなされています。また、コンプライアンスに関しては、別の委員会や指名報酬諮問委員会があり、取締役会以外でも関わる機会があります。

質疑応答:プリクラなどの写真事業について

質問者:クレーンゲームを中心に展開していますが、プリクラなどの写真事業に集中するという案はありますか?

片岡:GiGOでは、プリクラを非常に大事な商品と位置づけています。現在、全店舗ではないものの、多くの店舗にプリクラ機を設置しています。

写真スタジオのビジネスとプリクラのビジネスは、どちらも写真に関わるものですが、利用シーンがまったく異なります。しかし、どちらもエンターテインメントとして非常に重要な要素だと思っています。

また、プリクラ専門店を「GiGO 池袋2号館」で展開していますので、ぜひご覧いただければ幸いです。

質疑応答:株価低迷の原因と今後の取り組みについて

質問者:プライベートでゲームセンターに通っており、個人投資家として御社にも投資しています。

率直に言うと、先ほどお話があった、経営陣と従業員との間に感じる隔たりと同じような感覚を、経営陣と個人投資家との間にも感じています。経営陣の方々は個人投資家のことを見ているのかという疑問があります。

今回、新しく取締役として米屋氏を選任するという議案が上がっています。今日の株価は年初来安値の522円で、上場した2023年の11月以来の安値であることも事実です。また、2024年11月から長期的な下落トレンドに入っています。

私は御社の事業内容やM&Aに関して不満はありません。ただし、実際にマーケットからこのように評価されているのも事実です。それを踏まえ、この1年半ほど下落している株価に対し、その原因をどのように考えていますか? 個人投資家はお金を払って投資しているため、株価を気にしている方が多いと思います。

その原因のために今回米屋氏を選任するということかと思いますが、原因と今後の取り組みについての考えをお聞かせください。

片岡:まず、GiGOをご利用いただき、また株主さまとしてご支援いただき、ありがとうございます。他の株主のみなさまにも多大なご支援をいただき、ありがたく思っています。一方で、株価の低迷について大変ご迷惑をおかけしていることをお詫び申し上げます。

株価低迷の理由はいくつかあると考えていますが、大きな部分を2つ挙げます。1つ目は、IPO以降の2年間にわたり、M&Aの待機資金を目的とした増資を行ったことです。

この資金を活用して必ず良いM&Aを実施し、1株当たり利益を増やすことで、既存の株主さまをはじめ、すべてのステークホルダーのみなさまにご満足いただける結果を出すと信じて取り組んできました。

ただし、マーケットにはさまざまな参加者や立場の方がいらっしゃいます。長期的な視点では良い取り組みかもしれませんが、「またすぐに増資する可能性のある会社へ投資するのはリスクが高い」と考える市場の見方があるのも事実です。

つまり、「また急に増資するかもしれない会社の株式は怖くて買えない」という見方が一定程度あったのではないかと考えています。

これに対し、昨年の第3四半期決算時に、M&A待機資金目的の公募増資は今後3年間実施しない方針を発表しました。過去に2年連続で実施した増資を、今後は行わないと約束しました。これにより、一定の支持を得られたのではないかと思います。

もう1つは、この場で多くの投資家のみなさまが心配されている、北米事業が本当にうまくいくのかという点かと思います。当社は北米でトータル5件のM&Aを行い、米国でも一定の規模を持つ組織となっています。

日本のさまざまな企業が米国でのM&Aに失敗している事例がある中で、GENDAも同様ではないかと考えている方が多くいらっしゃると推察します。そして、非常に残念なことに、スタート時のPMIでやや躓いてしまいました。そのため、こうした懸念がより一層高まっているのだろうと思います。

これに対し、我々は全力で立て直しを図り、北米事業で着実に利益を生み出せる体制を築いていくことが、投資家のみなさまの懸念を払拭する最も重要なポイントだと考えています。

会社全体でしっかりと増収増益を実現し、期初に掲げた目標を達成するとともに、その一部である北米事業においても、確実に成果が出ていると認識していただける状態を作っていきたいと思います。

採決

片岡:議案の採決に入ります。まず、第1号議案「定款一部変更の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、本総会の議決権の3分の2以上にあたる賛成をもって、第1号議案は原案どおり承認可決されました。

次に、第2号議案「取締役(監査等委員である取締役を除く)8名選任の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、過半数のご賛成ですので、第2号議案は原案どおり承認可決されました。

次に、第3号議案「監査等委員である取締役4名選任の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、過半数のご賛成ですので、第3号議案は原案どおり承認可決されました。

次に、第4号議案「取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬枠決定の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、過半数のご賛成ですので、第4号議案は原案どおり承認可決されました。

次に、第5号議案「監査等委員である取締役の報酬枠決定の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、過半数のご賛成ですので、第5号議案は原案どおり承認可決されました。

最後に、第6号議案「取締役(監査等委員である取締役及び社外取締役を除く)に対する業績連動型株式報酬に係る報酬決定の件」を採決します。本議案についてご賛成の株主さまは、拍手をお願いします。

(拍手)

事前の議決権行使によるご賛成を合わせ、過半数のご賛成ですので、第6号議案は原案どおり承認可決されました。

以上をもちまして、本総会の議事はすべて終了しましたので、本総会を閉会します。ありがとうございました。

役員のご紹介

片岡:議事の終了後で誠に恐縮ですが、本日をもって退任となる取締役および監査役と、新たに選任された取締役を株主のみなさまにご紹介します。本日をもって退任となった、前取締役の申です。

申真衣氏:本日をもって取締役を退任する申真衣です。ゴールデンウィーク中の日程にもかかわらず、GENDAの株主総会にご来場いただき、ありがとうございます。また、GENDAを応援してくださり、心より感謝申し上げます。みなさまのおかげでGENDAがあります。

私は本日を境に、みなさまと同じ側に立つことになります。これからは1株主として、GENDAが世界中の人々の人生をより楽しくすることを願い、応援していきます。引き続きどうぞよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

片岡:本日をもって退任となった、前監査役の板垣です。

板垣浩二氏:板垣浩二です。本日はさまざまなご意見をいただき、誠にありがとうございました。今後ともぜひGENDAをご支援いただけますよう、よろしくお願いします。ありがとうございました。

片岡:最後に、本日新たに選任された、取締役の米屋です。

米屋大地氏:米屋大地です。本日は社外取締役としてご承認いただき、誠にありがとうございます。実務を担う社内取締役に対して、100パーセント株主さまの目線に立ち、さまざまな提言を行えると考えています。

企業価値を向上させ、株価を上げるために、投資家としての経験を活かして精一杯取り組んでいきます。どうぞよろしくお願いします。

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