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オプティム—26年3月期増収・営業利益及び経常利益増、AX事業・アグリテック事業ともに売上高が伸長

オプティムは15日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比10.9%増の117.31億円、営業利益が同0.8%増の19.69億円、経常利益が同4.7%増の19.50億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同5.4%減の11.14億円となった。

AX(AI Transformation)事業の売上高は前期比2.7%増の90.92億円、営業利益は同7.4%増の49.95億円となった。情シスAXサービスは順調に成長し、売上と利益に大きく貢献している。MDMサービス「OPTiM Biz」を中心にライセンス数を伸ばし、売上高の増加に大きく貢献した。また、あらゆる情シス業務を効率化・自動化し、セキュリティを提供するサービス「OPTiM Biz Premium」の提供を開始した。建設・土木AXサービスでは「OPTiM Geo Scan」のライセンス数が順調に増加している。「OPTiM Geo Scan」では新たに位置情報測位においてミリ単位の測位精度を実現した。医療AXサービスでは、医療現場の文書作成・管理業務を生成AIの使用により大幅に削減できる「OPTiM AI ホスピタル」が、その有効性が国際的な査読論文に掲載され、第三者機関から極めて高い評価を受けている。本サービスは、現在も複数の病院で本導入に向けたPoC(Proof of Concept)を実施し、実際の医療現場からも高評価を得ており、PoC実施後の正式採用率も非常に高く、DX化が本格化してきている医療業界で注目を集めている。オフィスAXサービスでは、生成AIを活用したサービス「OPTiM 文書管理サービス・OPTiM Contract・OPTiM 電子帳簿保存」が、企業内でのDX、AXの浸透を追い風に成長を続けている。コミュニケーションAXサービスでは、企業が顧客と、自治体が住民とのコミュニケーションをデジタル化、AX化するサービスを提供し、実績を積み上げている。住民向け総合ポータルアプリ「自治体公式スーパーアプリ」が、青森県階上町や佐賀県神埼市など複数の自治体でも採択されるなど、広がりを見せている。また、顧客用ポータルサイトをAIが作成、運用までを自動化するAIカスタマーポータル「OPTiM Support & Growth Portal」が、多くの企業で導入が開始されている。AXに注力をしていく中で成長を続ける一方、注力サービスから外れてしまったその他サービスの売上は減少している。同セグメントは当年度も増収増益が続き、収益構造はより強固になった。

アグリテック事業の売上高が同52.7%増の26.39億円、営業損失は4.60億円(前期は4.02億円の損失)となった。スマート農業サービス、特に、水稲(コメ)向けドローン農薬散布AXサービスが、気候変動による病害虫の増加や、ヘリからドローンへの移行の流れを受けて、成長した。当年度におけるドローン農薬散布AXサービスのコメ、麦、大豆などでの防除利用実績は、25府県134市町村、13.3万圃場(田んぼ)、32,000haとなっている。サービスを利用した生産者の98%が、翌年度も本サービス利用の継続を希望しており、非常に高い評価を得ている。また、当年度では新たにドローン遮光・遮熱剤散布AXサービスを開始した。同セグメントの売上高は大きく成長した。積極的な成長投資により、損失は拡大したが、収益構造は改善傾向となっている。

2027年3月期通期の連結業績予想については、売上高が前期比10.6%増の129.80億円、営業利益が同0.5%増の19.80億円を見込んでいる。経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益については、同社グループが支配していない関連会社の損益について、合理的な見積りが困難であることから、具体的な予想数値の開示は行っていない。

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