マネーボイス メニュー

エヌビディアの決算見極めたいとの思惑も【クロージング】

20日の日経平均は5営業日続落。746.18円安の59804.41円(出来高概算27億8000万株)と終値ベースでは1日以来約3週間ぶりに60000円の大台を割り込んで取引を終えた。連日の株価下落の反動から日経平均は小反発して始まった。しかし、前日の米国市場でハイテク株中心に下落した流れが波及したほか、原油高によるインフレ懸念から世界的に金利が上昇基調にあることも投資家心理を悪化させ、日経平均は取引開始直後にマイナスに転じ、一時59292.25円まで水準を切り下げた。その後は押し目買いも入り、終日もみ合う展開となった。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値下がり銘柄が1200を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、その他金融、小売、鉱業の3業種が上昇。一方、非鉄金属、建設、石油石炭など30業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ、アドバンテス、キオクシアHD、イビデンが概ね堅調だった半面、ソフトバンクG、東エレク、フジクラ、ファナックが軟調だった。

前日の米国市場では主要3株価指数が揃って下落。長期金利の上昇が嫌気されたほか、中東情勢の不透明感と原油価格の高止まりも逆風となっただけに、東京市場も半導体・人工知能(AI)関連株中心に広範に売られ、日経平均の下げ幅は一時1200円を超えた。エヌビディアの決算を見極めたいとの思惑からリスク回避の動きも大きかったとみられる。また、韓国サムスン電子労働組合が会社側との賃金交渉で合意に至らなかったため、21日に予定通りストライキを実施すると表明。これを受けてサムスン電子株が下落していたことも重しに。

エヌビディアの決算(日本時間21日早朝予定)については市場予想超えが前提になっていることもあり、コンセンサス並みの結果にとどまれば、決算発表後に改めて売りが膨らむ可能性もある。ただ、市場予想を着実に超えてくれば、金利動向なども気がかりな中ではあるとはいえ、少なくとも初動反応として同社株価が売りに押されても、東京市場では最終的に買戻しの動きが優勢となると予想する。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。