20日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日本の為替介入への警戒感から円売りは後退し、ドルの下押し圧力になりやすい。ただ、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はハト派的なトーンを弱めるとみられ、ドルは売りづらいだろう。
前週発表されたインフレ指標の加速で連邦準備制度理事会(FRB)の今後の引き締め的な政策に思惑が広がるなか、19日は米長期金利の上昇を背景にドル買い先行。ただ、ベッセント米財務長官は過度な為替変動は好ましくないとの見解を表明し、ドル買いは一服した。ユーロ・ドルは1.1590ドル台から1.16ドル台に持ち直し、ドル・円は159円前半から失速する場面も。本日アジア市場は日本の円安牽制で円買いに振れ、ドル・円は弱含んだ。
この後の海外市場は米長期金利にらみの展開。インフレ圧力が意識されるなかFRBによる引き締め的な政策修正に思惑が広がり、長期金利は高水準に押し上げられている。軍事費増大への警戒感もあり、金利高・ドル高に振れやすい地合いに変わりはない。米国とイランの和平に向けた協議に進展がみられないこともドル買いを支援しよう。一方、今晩公表の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨はややタカ派的なトーンとみられ、金利高・ドル高の継続によりドル・円は下げづらいだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 南アフリカ・4月消費者物価指数(予想:前年比+3.9%、3月:+3.1%)
・03:00 米・連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表