■株主還元策
1. 配当方針
ジェーソンでは株主に対する利益還元を重要な経営課題の1つと認識しており、財務体質の強化と将来の事業展開のために内部留保を確保しつつ、配当を実施することを基本方針としている。2021年2月期から1株当たり13.0円の配当を継続しており、2026年2月期に引き続き、2027年2月期においても13.0円の配当を予定している。配当性向は111.0%となる見込みだが、厳しい収益環境にあっても株主還元を重視する姿勢を維持し、安定的な配当を継続する方針だ。今後も配当性向20%以上の安定配当をする意向であり、利益が大きく成長する局面がくれば増配となる可能性もある。
2. 株主優待
同社は、株主への利益還元を重視する姿勢から、2027年2月期においても、株主優待制度を前期と同様の内容で継続する。具体的には、2025年1月に拡充された長期保有株主優待制度を維持しており、保有期間1年以上(毎年2月末及び8月末時点の同社株主名簿に、連続で3回以上記載または記録されている株主)を対象とした手厚い特典となっている。500株以上で、1) 同社店舗で利用できる株主優待券11,000円分(1,000円券11枚)、または、2) ナチュラルミネラルウォーター「尚仁沢の天然水」(500ml24本入×6箱)のどちらかを贈呈する。1,000株以上では、1) 同社店舗で利用できる株主優待券22,000円分(1,000円券22枚)、または、2) ナチュラルミネラルウォーター「尚仁沢の天然水」(500ml24本入×12箱)、または、3) 「尚仁沢の天然水」(500ml24本入×8箱)及び「はじける強炭酸水(天然水の炭酸水)」(500ml24本入×4箱)のいずれか1つを贈呈する。同社は、この優待制度の継続を通じて、株主への日頃の支援に感謝を示すとともに、中長期的に同社株式を保有する株主のさらなる拡大と投資魅力の向上を図る方針である。優待利回りの高さに加え、新たな株主獲得という観点からも、引き続き注目される施策と言えよう。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 星 匠)