22日の日経平均は大幅続伸。1654.93円高の63339.07円(出来高概算24億株)と13日に付けた終値ベースでの史上最高値(63272.11円)を約1週間ぶりに更新して取引を終えた。米国とイランの戦闘終結に対する思惑から前日の米国市場で主要株価指数が上昇したことから、東京市場でも買いが先行して始まった。日経平均は続伸して始まった後も上げ幅を広げ、前場中盤には63000円を回復し、前場終盤には63168.13円まで上値を伸ばした。AI関連の値がさハイテク株への買い意欲は衰えず、時間外取引での米国株価指数先物も堅調に推移していたため、後場中盤には63432.41円と前場高値を上回る場面があった。
東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が850を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、情報通信、ガラス土石、電気機器など16業種が上昇。一方、保険、不動産、水産農林、電気ガスなど17業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG、ファーストリテ、TDK、東エレクが堅調だった半面、東京海上、HOYA、三井物、セコムが冴えなかった。
前日の米国市場では、主要株価指数は続伸した。米国とイランの和平合意が近いことを示唆する複数の報道を材料に乱高下したものの、NYダウは約3カ月ぶりに史上最高値を更新したほか、SOX指数も1.28%高と続伸した。東京市場も半導体・人工知
能(AI)関連株中心に値を上げる銘柄が増えたほか、ヘッジファンドなど海外短期筋の先物買いも断続的に入り、日経平均の上げ幅は一時1700円を超えた。また、前日にストップ高まで買われたソフトバンクGが本日もさらに急伸したことも投資家心理を上向かせる要因につながった。
日経平均は終値ベースの最高値を更新した。「週末の後場に上げ幅を拡大させるのは相場が強い証で来週も強気相場が続く」との市場関係者の声も聞かれ、先高期待が高まっている。しかし、ソフトバンクGのけん引による影響も大きく、AI相場の本格的な継続に向かうには中東情勢の合意が必要だろう。その辺りの様子見ムードも騰落に現れているように思われる。目先は中東関連のニュースフローへのアンテナを高くしておきたい。