■株主還元策
パパネッツは、利益成長を背景とした配当水準の抜本的な引き上げにより、株主への利益配分を積極的に推進している。2025年2月期の年間配当は前期比10.0円増の30.0円(中間12.0円、期末18.0円)へと大幅に増配し、2026年2月期は前期比20.0円増の50.0円(中間30.0円、期末20.0円)の配当を実施した。2027年2月期の配当予定は前期比10.0円減の40.0円(中間20.0円、期末20.0円)だが、高水準の還元を維持する。2026年2月期の中間配当30.0円には15.0円の上場記念配当を含むことから、2026年2月期の配当は一時的に押し上げられた。2027年2月期の配当予定が前期比減となっているのはこのためであり、上場記念配当分を除けば実質的には減配ではない。また、配当性向は、2025年2月期の18.7%から2026年2月期には30.0%へと11.3ポイント上昇し、2027年2月期は22.5%を予定している。同社は従来、配当性向20%以上を目標としていたが、株主還元強化を目的として、2027年2月期から配当性向30%以上を目標に掲げており、今後も成長投資を行いながら、安定的な配当の維持・向上を目指す。過去と比較して還元フェーズが一段階上がっており、その積極性と持続性は高いと弊社では評価している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山 博詞)