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SANEI、空気製水のアクアムと資本業務提携 非住宅分野で新製品・新サービス創出へ

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新田裕二氏:みなさま、こんにちは。本日は大変お忙しい中、ご参集いただき誠にありがとうございます。ただいまより、SANEI株式会社の2026年3月期決算説明会を開催します。

私は、常務取締役執行役員コーポレート本部長の新田です。本日はどうぞよろしくお願いします。

本日の決算内容は、ご覧の順番で説明します。

業績サマリー 第4四半期は前年比増収も予算は未達

第4四半期の業績についてご説明します。

売上高は290億4,200万円の累計となりました。前年比累計プラス5億7,700万円、プラス2.0パーセントです。第4四半期の売上高は73億9,800万円となり、前年同期比で9,000万円の増収となりました。

一方、売上高の予算300億円に対しては9億5,800万円の未達となりました。背景として、建材価格の高騰や金利上昇などが住宅購入者の慎重な姿勢を招き、2025年4月に施行された省エネ法および建築基準法改正の影響による新設住宅着工件数の減少も影響し、売上回復に至りませんでした。

業績サマリー 第4四半期は前年比減益

営業利益は18億3,000万円の累計となりました。前年比累計でマイナス5,300万円、マイナス2.8パーセントとなりました。銅やエネルギー価格の高騰により原材料価格が上昇し、収益を圧迫したことが主な要因です。

経常利益は18億300万円の累計となりました。前年比累計でマイナス3,900万円、マイナス2.1パーセントとなりました。経常利益の減少も原材料価格の上昇が影響しました。

親会社株主に帰属する当期純利益は12億2,000万円の累計となりました。前年比累計でマイナス3,400万円、マイナス2.7パーセントとなりました。

今後はサプライチェーン各社と連携しながら価格改定を実施し、高付加価値製品の販売強化を進めて、収益力の向上と利益確保に努めます。

業績サマリー 貸借対照表(B/S)

当期の財政状態の概況について説明します。

資産合計は241億1,000万円、前期比でマイナス2億5,600万円、マイナス1.1パーセントとなりました。流動資産は146億6,100万円、固定資産は94億4,900万円です。

流動資産の減少要因は、現金及び預金が3億900万円、売上債権が11億5,200万円それぞれ減少した一方で、棚卸資産が5億6,500万円増加したことです。固定資産は、前期末に比べ7億円増加し、工場の建て替えにより建物及び構築物が3億6,400万円増加したことが主因です。

負債合計は83億8,500万円、前期比でマイナス12億9,100万円、マイナス13.4パーセントとなりました。負債の内訳では仕入債務が21億9,600万円減少した一方で、借入金が9億9,400万円増加しました。

純資産は157億2,400万円、前期比でプラス10億3,500万円、プラス7.0パーセントとなりました。

業績サマリー キャッシュフロー

キャッシュフローの状況についてご説明します。期首残高は14億5,300万円です。

営業キャッシュ・フローは4,800万円で、前年同期比で大幅に減少しました。主な要因は仕入支払における支払手形および電子記録債務の利用を原則廃止し、現金振込へ変更したことにより、仕入債務が21億9,600万円減少したためです。

投資キャッシュ・フローは11億円の支出となりました。工場建て替えなどによる8億8,800万円の設備投資が主な要因です。財務キャッシュ・フローは7億1,000万円です。借入金により9億9,400万円増加した一方で、配当金として2億8,300万円を支払いました。

これらの結果、現金及び現金同等物の期末残高は期首残高に比べ3億1,200万円減少し、11億4,000万円となりました。

TOPICS 「株式会社アクアム」と資本業務提携を締結いたしました

株式会社アクアムとの資本業務提携についてご説明します。

当社が有する水まわり製品の設計・製造・販売に関するノウハウと、アクアムが有する空気製水技術を組み合わせることにより、水資源問題や環境負荷低減といった社会課題への対応力をさらに高めるとともに、新たな製品・事業機会の創出を目指します。

協業では、空気製水技術と水まわり製品を融合した新製品・新サービスの共同企画を行い、公共施設や商業施設など非住宅分野を中心とした市場開拓に取り組みます。環境配慮型・サステナブル製品の開発と普及を通じて、オフグリッドの実現を目指します。

TOPICS 「国際ホテルレストランショー」・「建築・建材展」に出展しました

国際ホテルレストランショーおよび建築・建材展への出展についてご説明します。

国際ホテルレストランショーでは、デザイン性が高く評価されている「VERSE(ヴァース)」および「sʌnei(サネイ)」ブランドをはじめ、「WAILEA(ワイレア)」のキッチン・洗面製品、「FLUSSO(フルッソ)」のバスタブ、「アクアム」の空気製水機を展示し、来場者に当社が提案する新しい水まわり空間を体感してもらいました。

建築・建材展では、当社グループ会社である水生活製作所と共同出展しました。

TOPICS 関西テレビ放送主催の「ウェルチルフェスタ」に出展しました

関西テレビ放送主催の「ウェルチルフェスタ」に出展しました。

予洗い水栓「プレパシュ+」とウルトラファインバブル搭載のシャワーヘッドを展示し、来場者に実際に体験してもらいました。会場ではアナウンサーやタレントによるトークショーも開催され、多くの来場者で賑わいました。

ブースでは、隣接する味の素AGFさまのご協力により、提供されたコーヒーカップを当社の「プレパシュプラス」で「さっと」水洗いしていただく体験を実施し、「便利」「自宅にも設置したい」との好評をいただきました。また、ウルトラファインバブル搭載シャワーヘッドの通水展示も行い、実際のシャワーを体感していただきました。

TOPICS 「OSAKA DESIGN WEEK」に出展します

「OSAKA DESIGN WEEK」への出展についてご説明します。

「OSAKA DESIGN WEEK」は、日伊国交樹立160周年と大阪・ミラノ姉妹都市提携45周年を機に、建築・プロダクト・食をはじめ、ライフスタイルに根ざしたデザインをテーマに開催されます。会期は2026年9月23日から10月4日です。

メイン展示会場はマイドーム大阪「OSAKA SALONE 2026」です。また、大阪市内各所で街中展示「OSAKA FUORI SALONE」が行われます。

当社は「WAILEA」として出展し、水栓ブランド「VERSE」の新製品のお披露目も予定しています。公式サイトは資料に記載のURLよりご確認ください。

TOPICS 「VERSE」が「JAXURY AWARD 2026」に選出されました

当社ブランド「VERSE」が「JAXURY AWARD 2026」ライフスタイル部門に選出され、講談社が編集・発刊する『FRaU』の特集号に掲載されました。

「JAXURY AWARD」は、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科の研究を基盤とし、各界のメンバーで構成される一般社団法人JAXURY委員会が選出を行い、講談社が文化庁の協力を得てメディア展開を行う産官学メディアプロジェクトです。

今後の取組み 着実に成長

今後の取り組みについてご説明します。

2027年3月期の売上高は308億円、今期比18億円増を見込んでいます。営業利益は20億円、今期比1億7,000万円増を見込んでいます。工場の自動化をはじめとした新設備の導入や海外事業の拡大、高付加価値製品の強化などを積極的に推進し、さらなる成長を目指していきます。

今後の取組み 販売ルートと事業展開

販売ルートと事業展開についてご説明します。

当社の強みは、各販売ルートのバランスが取れている点にあります。管工機材ルートでは、ホテルや飲食店などの設計会社や施主へ高機能・高付加価値製品を提案します。また、同ルートではパワービルダーやハウスメーカー、工務店へ水まわり空間のトータル提案も行います。さらに、ウルトラファインバブル搭載製品など新製品の販売を強化していきます。

リテールルートでは、量販店やネット販売業者を通じてホームセンター向けのプロユース領域を拡大し、売場を改善します。併せて、家電量販店や総合スーパーへの販路拡大を図り、水まわりやリフォーム製品を提案します。インターネット販売業者には、健康・理美容製品の販売を進めます。

メーカールートでは、住設機器メーカー向けに中・高級グレード製品の販売を強化します。バスや洗面、キッチンなど住宅設備機器メーカーとの協業により、水まわり空間の提案を強めます。

海外ルートでは、北米で現地代理店と提携し、施工会社の新規開拓を進めます。中国では、非住宅採用に向けて設計事務所やディベロッパーへアプローチします。インドネシアでは、価格競争が厳しくなっているため商流の見直しを行います。

ベトナムでは、日系ディベロッパーと協力して新規市場開拓を進めます。韓国では、代理店とともに設計事務所への提案を強化します。台湾では、新規代理店にアプローチしていきます。

国内での急速な市場拡大が見込みにくい状況にあり、海外ルートでの市場開拓を重要課題として取り組んでいきます。

今後の取組み 継続的な株主価値向上に向けて

PERは2026年3月期で8.0倍となりました。株価の上昇がPERの上昇要因となりました。ROEは8.3パーセントとなりました。円安や銅価格の急激な高騰により原価が上昇し、利益率の低下がROEの低下要因となりました。結果、PBRは0.66倍となりました。

引き続きPBR1倍以上の実現に向けて高付加価値製品や新製品の販売強化を進めるとともに、業務効率化とコスト削減を進め、価格改定などを通じて収益力の向上に努めていきます。

今後の取組み 年間配当金と配当性向

当社は2025年12月に上場5周年を迎えました。これもひとえに株主のみなさまのご支援の賜物であり、心より感謝申し上げます。これを記念し、上場5周年記念配当を実施しました。

2026年3月期期末の配当金については、1株当たり普通配当32円(2025年5月2日公表)に記念配当5円を加え、1株当たり37円へ上方修正しています。これにより、配当性向は25.9パーセントとなりました。

2027年3月期の配当予想については、第2四半期37円、期末38円、年間75円を予定しています。当社は、将来にわたり安定的な株主還元を実現するため、「累進配当方針」の導入を2024年6月25日に公表しました。

ESG活動について Co-Innovation Valleyに参画

地域共創プロジェクトへの参画についてご説明します。岐阜県飛騨市が推進する「Co-Innovation Valley」プロジェクトに当社は賛同し、実現に向けて伴走しています。

共創拠点「soranotani」は2027年開業予定で、設計は藤本壮介氏が担当しています。拠点には商業施設や温浴施設、子ども向け遊び場が整備され、地域内外の交流促進と活性化を目指しています。

プロジェクトには、2026年4月開学予定の「コー・イノベーション大学(CoIU)」も含まれており、当社は設立を支援する飛騨古川駅東開発株式会社を通じて、教育分野への貢献に取り組んでいます。

当社のコーポレートメッセージである「水をつなぐ」の一環として、共創拠点での取り組みへの協力や水まわり製品の提供を通じて、地域社会とともに持続的な価値創出を進めていきます。

ESG活動について 自然エネルギーを有効活用

当社は、2050年のCO2排出量実質ゼロの実現に向け、積極的に取り組んでいます。岐阜工場では、太陽光発電を活用した高効率インフラ設備を導入し、CO2排出量の削減を進めています。併せて、カーボンニュートラルの実現を目指し、地球や環境にやさしいモノづくりを推進しています。

ESG活動について 「水まわりアイデア創出」ワークショップを産学連携で開催しました

早稲田大学と多摩美術大学の学生と当社社員が参加し、公園の新たな魅力創出を目的とした水まわりアイデア創出ワークショップを岐阜工場で実施しました。

公園の水まわり設備が従来の仕様に留まっている課題を踏まえ、より魅力的で快適な空間へと進化させることで、公園の新たな役割や価値を創出することを目指しました。

ESG活動について セレッソ大阪ヤンマーレディースとブロンズパートナー契約を締結しました

セレッソ大阪ヤンマーレディースとのパートナー契約についてご説明します。

当社は2026年5月1日から、セレッソ大阪ヤンマーレディースのブロンズパートナーとして契約を締結しました。水栓メーカーとしてスポーツ文化を支援するため、パートナーのみなさまとともにチームを応援していきます。

水と人をつなぐ企業としてサステナビリティに取り組み、「女史ワーキンググループ」による女性活躍推進や、働くよろこびとお客さまや地域とのつながりを通じてパートナーシップを強化し、企業価値の向上と社会貢献に努めていきます。

事業概要 HISTORY since 1954

最後になりますが、「事業概要」と「企業情報」についてご説明します。

当社の創業からのあゆみについてご説明します。

「人類ある限り水は必要である」との理念のもと、1954年の創業から、蛇口やバルブなどを主に発売してきました。この時代を、私たちは「点」の時代と呼んでいます。

1980年頃から、水道メーターから蛇口まで、水道インフラ全体をカバーするモノづくりを推進してきました。この時期を、私たちは「線」の時代と呼んでいます。

2018年頃から、水まわりに対して機能や安全性だけでなく、リラクゼーションを感じていただくため、水まわり空間をトータルにカバーする「面」の提案をしています。

また、企業ドメインの拡大とグローバルへの展開に伴い、社名を「三栄水栓製作所」から「SANEI」に変更しました。

事業概要 HISTORY since 1954

2020年に、東京証券取引所市場第2部、現在のスタンダード市場に上場しました。

2024年には岐阜に新・第1工場を建設し、2025年には新・第2工場が竣工しました。さらなる生産性向上と効率化を目指して取り組んでいます。

事業概要 BRAND PORTFOLIO

ブランドポートフォリオについてご説明します。

当社のブランドは5つに分類しています。スライド左の「VERSE(ヴァース)」は、昨年新しく立ち上げた、ラグジュアリーを究極まで追求したブランドです。「人の五感に訴えかける」をコンセプトとし、品位や質感、素材などに徹底的にこだわったフラッグシップモデルです。

中央は英文読みで「sʌnei(サネイ)」です。著名なデザイナーとのコラボレーションによって生まれた、多様性に富んだグローバルモデルです。

右側は社名のとおり「SANEI(サンエイ)」と読みます。水まわりのあらゆるシーンに対応したスタンダードモデルです。

「WAILEA(ワイレア)」は、キッチンや洗面のオリジナル設計と、家具やアメニティを販売するショップとショールームを兼ねたブランドです。

「FLUSSO(フルッソ)」は、バスルームに「極上のリラクゼーション」をコンセプトとした高級バスタブのブランドです。

Grazioso

「VERSE」ブランドの「Grazioso(グラツィオーソ)」シリーズは、「iF DESIGN AWARD 2025」と、「Red Dot Design Award 2025」のバス部門で唯一選ばれる「Best of the Best」を受賞しました。

昨年受賞した「soroe(ソロエ)」シリーズに続き、2年連続2度目の「Best of the Best」の受賞となりました。「iF DESIGN AWARD」と「Red Dot Design Award」はドイツで70年以上の歴史を誇り、世界3大デザインアワードと呼ばれています。

grooglo

「grooglo(グルークロ)」シリーズも、「iF DESIGN AWARD 2025」を受賞しました。

事業概要 sʌnei DESIGN COLLECTION

「sʌnei」は、国内外で活躍する建築家など多様なデザイナーとのコラボレーションから生まれた個性豊かなシリーズです。

デザイナーたちが思い描く理想の空間に合わせて、十人十色のライフスタイルを提案しています。

事業概要 主な取扱製品

水栓金具以外では、キッチン、洗面、バス、トイレなどの水まわりに関するさまざまな製品を取り扱っています。

住宅内の水道配管や雨水利用システム、スイスやスペインの洋風洗面器や信楽焼洗面ボウルなど、総合カタログで6,000アイテム以上の製品があります。それ以外に、さまざまな特注製品にも対応しています。

事業概要 SHOW ROOMS

次に、当社のショールームをご紹介します。

「WAILEA」は、水まわりをより上質な空間にする水栓や家具、アメニティなどを取り揃えています。2007年に開設した東京表参道ショールームに加え、2023年には大阪御堂筋ショールームをオープンしました。

「FLUSSO」は、バスルームを「極上のリラクゼーション空間」にするバスタブブランドです。東京青山ショールームでは、フラグシップモデルの「VERSE」を展示しています。

企業情報

以上で説明を終わります。ご清聴いただき、誠にありがとうございました。

今後とも、私たちSANEIになにとぞご支援を賜りますよう、よろしくお願いします。本日は誠にありがとうございました。

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