CRI・ミドルウェアは25日、SDV体験価値シミュレーション「MESH」の販売を開始すると発表した。
「MESH」は「Mobility Experience Simulation Hub」の略称で、名古屋大学発の産学共創プロジェクト「Open SDV Initiative」において、同社を含む複数企業との共同研究を経て開発された。
自動車業界では、ソフトウェアにより機能や価値を更新するSDVが注目される一方、開発から市場投入まで数年を要するケースが一般的で、開発スピードの差が課題となっている。「MESH」は、SDV開発時に重要視される体験価値をシミュレーション上で迅速に再現できる環境を提供する。メーター・音・ナビゲーション・運転支援などを組み合わせ、実際の開発前にアイデアを具現化し、関係者間で共有することで企画のブラッシュアップを可能にする。これにより、開発期間短縮とSDV全体でのクオリティ向上の両立を図る。また、販売方式はSDV開発の構想初期から量産までの開発支援、機器貸し出しとスタッフのサポート、機器販売など、各企業の要望に応じて柔軟に対応する。
さらに、「MESH」で実装されたSDVは、同社のモビリティ向け製品「CRI ADX Automotive」や「CRI Glassco」などによって量産開発が可能としている。同社は各モビリティ向け製品のSDV開発における活用領域拡大を進め、2030年にモビリティ事業全体で売上高40.00億円を目指す。