27日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開
■DyDo、1Q営業損益 黒字転換 15.56億円
■堀場製作所堀場系、レゾナックが主導する半導体中間基板の共創基盤に加入
■半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開
27日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、ソフトバンクGなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開になりそうだ。26日の米国市場はNYダウが118ドル安、ナスダックは312ポイント高だった。米国が自衛としてイラン南部で攻撃を実施したとの発表を受けて、主力株の一角には利益確定の売りが出た。一方で、アナリストらの強気な見方を背景にマイクロン・テクノロジー株が急騰するなど、半導体やAI関連株の物色が強まった。シカゴ日経225先物は大阪比480円高の65620円。円相場は1ドル=159円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から買いが先行することになりそうだ。急ピッチの上昇で65000円台乗せた後は利食いが意識される一方で、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株への資金流入が強まっていることで、日経平均型の上昇をみせている。前日の日経平均株価はアドバンテスや東エレクが下落し指数の重荷となったが、ソフトバンクGの上昇で相殺しており、162円安と小幅な下げにとどまっていた。値がさハイテク株の動向に振らされやすい需給状況が続いていることで、先物市場においても影響を受けやすく、日中はソフトバンクGとの連動性が高まりそうだ。
半導体やAI関連株への資金流入が継続するようだと、先物市場ではインデックスに絡んだ買いが強まりやすい。全体としてはイラン情勢を巡る動きを見極めたいとして積極的な売買は手控えられやすく、TOPIX型は不安定になりそうである。そのほか、米航空宇宙局(NASA)は26日、月面基地開発計画「ムーンベース」の詳細を発表。2032年以降には「継続的に人類が居住」する状態を目指し、今年中に関連するロケット打ち上げを始める方針と報じられている。宇宙ビジネスに関連した銘柄への物色が意識されやすいだろう。そのほか、イラン情勢のほか、ロシア・ウクライナ情勢も緊張が高まっていることで、防衛関連の押し目を拾う動きが意識されそうだ。
日経平均株価はボリンジャーバンドの+2σ(64914円)が支持線として意識されやすいとみられる。同バンドを割り込んでくるようだと利益確定の売りが入りやすくなりそうだが、ソフトバンクGに関心が集まるなかでは、同社が方向感を左右させることになろう。過熱感が意識されやすい面はあるが、前日も東証プライムの過半数の銘柄が値下がりしていたこともあり、数値ほど過熱感は警戒されにくいだろう。
■DyDo、1Q営業損益 黒字転換 15.56億円
DyDoが発表した2027年1月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%増の552億3900万円、営業損益は15億5600万円の黒字(前年同期は14億4500万円の赤字)だった。国内飲料事業については減収減益となったが、海外飲料事業は、原材料価格の高騰、人件費の上昇などの影響があったものの、増収効果が上回り、増益となった。2027年1月期の連結業績は、売上高が前期比2.3%増の2468億円、営業利益は同152.2%増の105億円を計画。
■前場の注目材料
・ナスダック総合指数は上昇(26656.18、+312.21)
・SOX指数は上昇(12876.91、+674.36)
・シカゴ日経225先物は上昇(65620、+480)
・米長期金利は低下
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・堀場製作所堀場系、レゾナックが主導する半導体中間基板の共創基盤に加入
・山善工場搬送の自動化提案 専門スタッフ12人配置
・コマツメキシコ西部に拠点 販売・メンテ拡充
・日揮HD設計作業効率化で英社と連携 自動エンジツール開発
・タダノ長崎ダム工事で初稼働 電動駆動クレーン
・三菱電機千葉工業大学と、フィジカルAIを共創 官民両用ロボ事業化へ
・富士通海上自衛隊の全物資を一元管理 基幹システム構築
・富士フイルムHD鉄道トンネル点検支援 AIで損傷自動検出
・アステリアアグレックスと、秘匿情報ノーコード連携 専用アダプター発売
・NEC安保・防衛けん引 5カ年で成長投資枠1.3兆円
・東邦アセチレン大型製氷装置で新工場 水産加工向け短納期
・三菱製鋼新中計で挽回 高付加価値品で利益拡大
・フジクラ心数2倍の光ファイバー DC相互接続向け
・日本ゼオンカナダロボ企業に投資 新素材開発加速
・東ソー石化の体制維持、半導体材料成長見込む
・旭化成先端半導体向け感光性ポリイミドフィルム 高精度な微細配線対応
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4月消費者物価指数(予想:前年比+4.4%、3月:+4.6%)
・11:00 NZ準備銀行政策金利発表(予想:2.25%で現状維持)