マネーボイス メニュー

ポバール興業、営業利益は前期比76.6%増と二桁成長を達成 原価改善と営業効率化が寄与

目次

松井孝敏氏(以下、松井):みなさま、本日はお忙しい中ご出席いただき、誠にありがとうございます。ポバール興業株式会社代表取締役社長の松井孝敏です。ただいまから、2026年3月期の決算説明会を行います。よろしくお願いします。

本日は、決算概要、中期経営計画という流れでご説明します。それでは、決算概要について、管理部長の江藤からご説明します。

1.2026年3月期通期決算概要〈連結〉

江藤英明氏:管理部長の江藤英明です。決算概要についてご説明します。

2026年3月期の通期業績について、売上高は36億500万円で前期比6.7パーセントの増収となりました。営業利益は4億2,100万円で前期比76.6パーセント増、経常利益は4億7,900万円で前期比78.9パーセント増、当期純利益は3億7,200万円で前期比362.9パーセント増となりました。

増益の主な要因として、研磨関連製品のうちディスプレイ向け研磨部材の販売が堅調に推移しました。これは、得意先の在庫調整の影響が解消したことによるものです。また、材料の歩留まり向上および生産工程の改善など、原価低減に取り組んだことが要因です。

1株あたりの年間配当は、前年度から3円増配の41円を予定しており、これで10年連続の増配となります。

1.2026年3月期通期決算概要〈売上高〉

スライドは過去3年間の売上高の推移を示しています。2025年3月期は減収となりましたが、2026年3月期には増収となりました。

1.2026年3月期通期決算概要〈営業利益・経常利益〉

スライドは過去3年間の利益の推移を示しています。営業利益・経常利益ともに、2025年3月期から増益となりました。

1.2026年3月期通期決算概要〈営業利益・増減分析〉

2026年3月期の営業利益について、前期比における増減要因をご説明します。主な増減要因として、売上高の増加により1億1,800万円の増益、原価改善および経費削減により6,800万円の増益、営業の効率化により1,500万円の増益となりました。一方で、人的資本への投資により3,000万円の減益、工場棟建替えに伴う減価償却費で1,100万円の減益、原材料高騰などの影響で2,200万円の減益となりました。

これらの要因により、2026年3月期の営業利益は4億2,100万円となりました。

1.2026年3月期通期決算概要〈セグメント:総合接着樹脂加工〉

2026年3月期のセグメント別の状況についてご説明します。総合接着・樹脂加工事業の売上高は、ベルト関連製品が自動車・鉄鋼業界を中心に安定した受注を継続しました。また、ディスプレイ業界向けの研磨部材も堅調に推移しました。その結果、前期比4.1パーセント増の29億5,800万円となりました。

営業利益は、材料の歩留まり向上や生産工程の改善など、原価低減を推進した結果、前期比48.4パーセント増の3億9,700万円となりました。

1.2026年3月期通期決算概要〈セグメント:特殊設計機械〉

特殊設計機械事業の売上高は、新規顧客の開拓を進めた結果、メカニカルシールの売上が増加しました。前期比で20.3パーセント増収の6億4,600万円となりました。

2.業績推移

スライドは過去の業績推移を示しています。2026年3月期は過去最高の売上となりました。

3.トピックス

2026年3月期のトピックスをご説明します。当社は2026年4月1日付で、完全子会社である株式会社日新製作所を吸収合併しました。株式会社日新製作所は回転式熱交換器や搬送機の製造・販売を行っていますが、業務運営の効率化と経営資源の有効活用を図るため、吸収合併を実施しました。

3.トピックス

当社の事業内容や職場環境をよりわかりやすくお伝えするため、採用サイトをリニューアルしました。社員のインタビューを通じて、現場の率直な声や入社後の働く姿を具体的にご理解いただける内容となっています。

このような取り組みを通じて、人材採用の強化と企業としての成長を図り、株主のみなさまの期待に応えていきたいと考えています。

中期経営計画について、松井よりご説明します。

② 中期経営計画

松井:中期経営計画についてご説明します。本日は、中期経営計画の進捗、外部環境の認識と見通し、株主還元方針の順にお話しします。

1.中期経営計画の進捗〈売上高〉

2026年3月期の売上高は、研磨関連製品の在庫調整が解消した一方で、ベルト関連製品の販売が減少したことにより、予算比99.9パーセントと未達となりました。

2027年3月期の売上高については、中東情勢の不安定化に伴う先行き不透明感があるものの、既存顧客への深耕や研磨関連製品が堅調を維持する見通しのため、売上高38億円を目標としました。

1.中期経営計画の進捗〈営業利益〉

2026年3月期の営業利益は、材料歩留まりの向上および生産工程の改善など、原価低減を推進した結果、予算比で131.6パーセントとなりました。

2027年3月期の営業利益は、原価改善などの取り組みを継続する一方で、中東情勢の不安定化から原料価格の高騰や人的資本への投資により、3億9,300万円を目標としました。

1.中期経営計画の進捗〈特記事項〉

特記事項についてご説明します。1点目は、関係会社清算益についてです。韓国子会社の採算確保が困難と判断し、閉鎖を実施しました。その際に発生した清算益として2,900万円を計上しています。

2点目は、人的資本投資についてです。人手不足が深刻化する中、人的資本経営の推進に向けて、採用ホームページの刷新、職場環境の改善、福利厚生制度導入の検討を進めています。

2.外部環境の認識・見通し

外部環境の認識および見通しについてご説明します。世界経済については、中東情勢による原料価格の上昇リスクが懸念されています。

国内情勢では、雇用環境や所得環境の改善が見込まれる一方で、中東情勢の影響により物価上昇や資源価格の懸念があり、引き続き先行き不透明な状況が続くと想定しています。

そのような中、ポバールグループは、当社の強みである顧客ニーズを取り入れたカスタム品の開拓や既存顧客への深耕に注力し、中期経営計画の目標達成に向けて邁進していきます。

3.株主還元方針

株主還元方針についてご説明します。当社は、安定的な配当の継続を目標としています。また、自己株式の取得や株主優待制度の維持・拡充についても検討を進めていきます。

2026年3月期の期末配当は1株あたり21.5円、年間配当は前年度に比べて3円増配の41円となります。さらに、2027年3月期では中間配当・期末配当ともに1株あたり21円、年間配当は42円を予定しています。

当社からのご説明は以上です。長時間にわたりご清聴いただき、誠にありがとうございました。

シェアランキング

編集部のオススメ記事

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
MONEY VOICEの最新情報をお届けします。