29日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開
■伊藤園、26/4上方修正 営業利益 216億円←200億円
■パナソニックHD加社バイオガス精製装置をブラジルで生産
■半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開
29日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、ソフトバンクGなど、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向をにらみながらの相場展開になりそうである。28日の米国市場はNYダウが24ドル高、ナスダックは242ポイント高だった。4月のPCE価格指数がインフレ圧力の緩和を示したことや米国とイランが停戦の延長を巡り合意したと伝わり、相場を支えた。シカゴ日経225先物は大阪比1185円高の65745円。円相場は1ドル=159円20銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から買いが先行することになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで一時64350円まで売られたが、その後はロング優勢の流れのなかで米国市場の取引開始後に65000円を回復。終盤にかけては65910円まで上げ幅を広げる場面もみられた。米国では半導体株やソフトウエア株の上昇が相場をけん引する形だったこともあり、東京市場においても指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価をけん引することが見込まれる。
また、足もとでソフトバンクGの調整が日経平均株価の重荷になっていたが、28日の米国ではアームホールディングスが10%を超える上昇となったことで、買い戻しの動きに向かわせる展開が期待されそうだ。また、前日の日経225先物は一時63910円と64000円を割り込む場面もみられたが、ボリンジャーバンドの+1σが支持線として機能していた。ナイトセッションで+1σを上回っての推移のなかで+2σに接近しており、先物市場においてもショートカバーを誘う動きが意識されそうだ。
物色としては半導体やAI関連株が中心になりやすいだろう。特に米国ではAI開発のアンソロピックやオープンAI、イーロン・マスク氏率いるxAIのIPOを控えていることで、AI関連のほか宇宙ビジネス関連への資金流入が活発だろう。
■伊藤園、26/4上方修正 営業利益 216億円←200億円
伊藤園は2026年4月期業績予想の修正を発表。売上高は4950億円から4978億円、営業利益を200億円から216億円に上方修正した。緑茶をはじめとした原材料価格の高騰などがあり、厳しい状況で推移したものの、グループ全体で広告宣伝費を含む総コストの削減、北米や東南アジア(ASEAN)を中心に海外事業の業績が堅調に推移したことに加え、想定を上回る円安の進行に伴う為替差益の計上等により、収益面が改善した。
■前場の注目材料
・NYダウは上昇(50668.97、+24.69)
・ナスダック総合指数は上昇(26917.47、+242.74)
・SOX指数は上昇(12829.14、+126.96)
・シカゴ日経225先物は上昇(65745、+1185)
・米長期金利は低下
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・トヨタ自次世代EV中止、ギガキャスト軸の新車台、国内開発見送り
・東京電力HD資材物流を効率化、30年度めど拠点再編・RFID導入
・パナソニックHD加社バイオガス精製装置をブラジルで生産
・三井金属銅精鉱調達、10月統合、三菱マテリアル、JX金属など4社
・日本製紙31年3月期の営業益600億円超、家庭紙・森林事業に注力
・GSIクレオス有機薄膜太陽電池の合弁設立、29年度、国内製造
・TBK電動駆動装置を試作、大型トラック向け
・富士通35年度、調整後営業利益率30%、10カ年の経営ビジョン
・日本ペイントHD蘭塗料大手に買収提案、米社と共同、2兆円規模
・キヤノン超音波診断装置で検査再現性向上、AIで観察支援
・鹿島地盤締固め品質管理に自動運転車
・オリンパスイスラエル医療機器買収、前立腺がん強化
・商船三井北米西岸でLNG調達、自動車船向けで年間契約
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:30 東京都区部5月消費者物価コア指数(予想:前年比+1.5%、4月:+1.5%)
・08:30 4月失業率(予想:2.7%、3月:2.7%)
・08:30 4月有効求人倍率(予想:1.18倍、3月:1.18倍)
・08:50 4月鉱工業生産速報(予想:前月比-0.5%、3月:-0.4%)
<海外>
・特になし