ユーソナー
最後になりますが、中長期的な構想というところで、私たちがどのような方向に向かって成長を遂げていくのかというポイントについてお話しします。
まず1点目の軸としては、データベースの対象を拡大していこうと考えております。私たちは今現在、法人のデータベースのみでビジネスを行っておりますが、その法人データベースと連携する形で、不動産のデータベースや商品のデータベース、海外のデータベースを拡充していくことを予定しております。そして、新たなデータベースが拡充されれば、それに伴って新たなSaaSサービスが拡充されていくことになります。これが2点目の軸です。
そして最後に3点目としましては、このデータベースを活用したオペレーション領域への進出を考えております。例えばデジタルマーケティングであるとか、BPOといったような領域への展開を考えています。こちらに関しては、M&Aといった手法も駆使しながら達成していきたいと考えております。以上、大まかな成長戦略についてご説明しました。
ここから、当第1四半期の業績ハイライト及び業績予想についてご説明します。まず、この2026年12月期第1四半期に関しましては、堅調に推移していると捉えております。
まず、売上高の成長が継続しております。全社の売上高は前年同期比278百万円(15.3%)増加の2,092百万円となっております。そのうち主力であるソナーサービスの売上高は、前年同期比256百万円(17.0%)増加の1,764百万円となっておりまして、成長が継続しております。ARR(年間経常収益)も伸びており、2026年3月期末のARRは前年同期比966百万円(20.6%)増の5,652百万円となっております。新規受注が進んでおりまして、契約件数は前年同期比112件増加の994件となりました。また、クロスセルが奏功しておりまして、ARPA(顧客平均単価)は前年同期比3万円増加の47万円となっています。解約率については、2026年3月末時点で0.22%と低水準を維持できております。
次に営業利益に関してですが、今年は人的投資を強化する方針で、販管費が増加しております。しかし、販管費が増加したにもかかわらず、営業利益は前年同期比16百万円(3.3%)増加の520百万円となっております。このため、全体的に堅調に推移していると捉えております。
続いて、業績進捗についてご説明します。前年同期比で売上高の成長が継続しており、売上総利益についても増加をしております。人的投資の強化に伴い販管費が増加はしておりますが、それにもかかわらず営業利益の方も増加しており、予想対比でおおむね堅調に推移していると捉えております。対予想進捗率で申しますと、売上高、粗利に関しては25%、営業利益、経常利益、税引前当期純利益、当期純利益に関しては30%前後で推移しております。
当社はトップラインの成長、すなわち売上高の持続的成長と、事業の採算性、すなわち営業利益率ついて、両立させながら事業運営を行っていきたいと考えております。
まず、売上高の持続的成長という点について申し上げますと、直近では生成AIのブームもあり、DX市場が引き続き堅調に拡大していくことが見込まれます。生成AI/AIエージェントが各会社様で浸透することにより、当社のデータベースが貢献できる可能性、当社のビジネスチャンスがより多くなるであろうと考えております。加えて、当社のビジネスは、長年蓄積したデータベースが高い参入障壁となっておりますので、この競争優位性は今後も維持できるものと考えております。このように、トップラインは大きく伸びてまいりましたし、今後も伸びていく見通しでございます。
もう一方の事業の採算性についてですが、当社のビジネスモデルは、データベースを構築するために一定の固定費は必要となるのですが、一旦データベースを構築してしまえば、そのデータベースをご利用いただくお客様が増えれば増えるほど、お客様1社あたりの原価が低減する、つまり、変動比率が非常に低い構造となっております。したがって、トップラインが成長すれば成長するほど売上総利益率は、飛躍的に高まっていきます。
今期、人的投資のために一定の販管費の増加を予定しておりますが、その販管費の増加よりも売上総利益の増加が上回ることで、営業利益率についても上昇していくものと考えております。
ユーソナー株式会社:2026年12月期第1四半期決算説明資料文字起こし(11)に続く