6月5日のニューヨーク外為市場でドル・円は160円台前半に上昇後、159円75銭に反落、再び160円34銭まで上昇し、160円21銭で引けた。米5月雇用統計での雇用の伸びが予想を上回ったため、年内の利上げを織り込むドル買いに拍車がかかった。一時当局の円安是正介入警戒感に円買いが強まったが、日米金利差拡大観測に再び上昇。
本日6月8日(月)の米ドル・円は高値圏での推移が続くと想定される。米5月雇用統計で非農業部門雇用者数が前月比+17.2万人と市場予想(+8.5万人)を大幅に上回り、米労働市場の底堅さが改めて確認された。米10年債利回りが一時4.55%台まで上昇し、全般的なドル買いが優勢となった。ただ、160円台では日本当局による為替介入への警戒感が一段と高まりやすく、上値は引き続き抑制されやすい状況だ。6月16日・17日のFOMCはウォーシュ新議長就任後初の会合となる。インフレ再燃を背景に市場では来年3月までに1回程度の利上げが織り込まれており、日銀の追加利上げ観測との綱引きが続く中、為替の方向感は定まりにくい状況となりそうだ。