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半導体やAI関連株の動向に先物市場も振らされやすい需給状況

 10日の日本株市場は、再び半導体やAI関連株への売りが広がる可能性から、不安定な相場展開になりそうだ。9日の米国市場はNYダウが86ドル高、ナスダックは250ポイント安だった。ホルムズ海峡での米軍ヘリ撃墜を受け、トランプ米大統領はイラン報復を示唆したため投資家心理が悪化。再び半導体やAI関連株に売りが広がる流れとなり、景気敏感株へのローテーションが目立った。シカゴ日経225先物は大阪比875円安の64525円。円相場は1ドル=160円30銭台で推移している。

 日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで上昇して始まり、66110円まで買われる場面もみられた。しかし、米国市場の取引開始後には下へのバイアスが強まり、63110円まで軟化するなど、引き続き変動幅の大きい荒い値動きとなった。終盤にかけて下落幅を縮めており、64000円辺りに位置する25日線は上回って終えていた。日経平均株価においても、25日線を支持線とした底堅さを見極めることになりそうだ。

 また、本日もソフトバンクGやキオクシアHD、アドバンテスト、東エレクの値動きをにらみながらの相場展開になりそうである。アームホールディングスが6%を超える下落となったことで、ソフトバンクGへは売り仕掛け的な動きが入りやすく、これを受けて先物市場においてもショートの動きを誘う可能性はありそうだ。もっとも、オープンAIのIPOを控えているなかでは押し目待ち狙いの買い意欲も強いとみられ、強弱感が対立することになろう。

 指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向に先物市場も振らされやすい需給状況であるが、ソフトバンクGやキオクシアHDの底堅さがみられるようだと、リバウンド狙いの動きが意識されやすいとみられる。また、日銀が6月15~16日に開く金融政策決定会合で利上げを決める方針と報じられた。物価の上振れリスクに備え、政策金利を現状の0.75%から1.0%に引き上げると伝わっており、メガバンクなど金融セクターの動向が注目されそうだ。

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