■事業概要
G-7ホールディングスの事業セグメントは、車関連事業、業務スーパー事業、精肉事業、その他の4つで開示している。2026年3月期の事業別構成比は、業務スーパー事業が売上高の57.2%、経常利益の61.4%を占める主力事業となっており、次いで車関連事業が売上高の21.4%、経常利益の29.2%を、精肉事業が売上高の10.4%、経常利益の3.5%を、その他が売上高の11.0%、経常利益の3.6%を占める。また業務スーパー事業、精肉事業とその他に含まれるこだわり食品・プライベートブランド事業やミニスーパー事業、アグリ事業を加えると、売上高の8割弱が食品小売事業となっている。
1. 車関連事業
車関連事業は、「オートバックス」のフランチャイジーでカー用品販売やメンテナンスなどを展開する(株)G-7・オート・サービスを中心に、バイク用品の販売・メンテナンス店「バイクワールド」を運営する(株)G-7バイクワールド、マレーシアで「G7カーサービスセンター(旧 オートバックス)※」及び「バイクワールド」を運営するG7 RETAIL MALAYSIA SDN.BHD.、自動車輸出販売事業を手掛ける(株)G-7.CrownTrading、自動車販売や鈑金・塗装事業を行うG-7・シンワ・モビリティサービス(2025年4月に新和自動車から商号変更)の5社で構成される。
※ オートバックスセブンが2026年3月末をもってマレーシアの小売事業から撤退したことを受け、FC契約を解消した。これにより、独自資本による運営体制へと刷新した。
売上構成比の7割弱を占めるG-7・オート・サービスでは、オートバックス関連店舗を2026年3月末で国内に76店舗(オートバックス69店舗、オートバックスエクスプレス7店舗)展開する。出店エリアは兵庫県、京都府、福井県、岡山県、広島県、千葉県、茨城県にわたる。なかでも兵庫県で37店舗を出店しており全体の5割を占める。オートバックスグループ(国内1,241店舗、海外179店舗)の最大規模のフランチャイジーであり、従業員1人当たりの生産性や売上総利益率、在庫回転率などを重視した店舗運営により、グループの中でも高い収益性を維持している。また、「BPセンター」(鈑金・塗装)7店舗、新車・中古車買取販売の「スズキカーズ大阪」1店舗を運営するほか、「オートバックス」等の店舗敷地内でアウトドア用品専門店「FIELD SEVEN」5店舗、フランチャイジー展開としてコインランドリーショップ「マンマチャオ」6店舗、たい焼き専門店「やまや本舗」2店舗、洋菓子専門店「シャトレーゼ」2店舗を運営している。直近では、ワークウェア専門店「キーポイント」1店舗を2025年7月に譲受し、営業を開始している。
売上構成比の1割弱を占めるG-7バイクワールドは、2026年3月末で国内に14店舗を展開しており、資本業務提携先のバイク王&カンパニーとのコラボ出店も行っている。売上構成比の1~2割を占めるG-7.CrownTradingでは中古自動車の輸出販売を主に行っており、仕向け地別売上高ではマレーシアが5割強と主力販売先となっており、国内販売も約1割を占める。
マレーシア子会社は、「バイクワールド」6店舗、「G7カーサービスセンター」2店舗を運営しているが、売上規模はまだ数億円と小さい。2024年10月に子会社化したG-7・シンワ・モビリティサービスは新車・中古車販売や鈑金・塗装サービスを行う「ガイア」を京滋エリアで4店舗出店しており、売上規模は年間で21億円強となっている。
2. 業務スーパー事業
業務スーパー事業は、「業務スーパー」をフランチャイジー展開するG-7スーパーマートが手掛けている。出店エリアは関東、中部、関西、九州、北海道で、2026年3月末の店舗数は223店舗と業務スーパーグループ(1,136店舗)の中で最大規模である。地域別店舗数は関東が88店舗と最も多く、次いで中部54店舗、関西34店舗、九州27店舗、北海道20店舗である。
従業員1人当たりの生産性や在庫回転率を重視した店舗収益力を強みとしている。ここ数年は関東や九州、北海道で店舗数を拡大してきたが、今後は出店余地の大きい中部地域で積極的に出店する方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)