酉島製作所
■決算説明
■酉島製作所 代表取締役 CEO 原田様
おはようございます。株式会社酉島製作所の代表取締役CEOの原田でございます。
本日はお忙しい中、皆様ご参集いただき、あるいはZoomでのご参加をいただきありがとうございます。
では私、原田からイントロダクションをさせていただき、本日の決算説明についてはCFOのJamesより詳しくお話しさせていただきます。
皆様ご承知の通り、ポンプは人間の生活や社会にとって不可欠なものです。
先週土曜日のNHKの番組では、「東京湾にサンゴ礁がある」という内容が放映されていました。石垣島や宮古島にあるようなサンゴ礁が広がるほど東京湾の水温が上昇しており、冬場でも15度を下回らなくなってきているとのことです。このように、現在は地球温暖化による豪雨や水不足など、私たちの生活を脅かす事態が実際に起きています。
一方で、現在はAIやデータセンターが急激に伸びており、膨大な電力が必要とされています。イラン情勢などの影響もあり、エネルギー問題への注目は一段と高まっています。
このような背景を踏まえ、本日は改めて、「エネルギー課題の解決」という観点と、「安心安全な社会の構築」という2つのテーマを中心に、皆様にお話ししていきたいと考えております。
こちらがトリシマの中期経営計画です。
弊社は2019年に創業100周年を迎え、次の110周年に向かってさまざまな手を打ってきました。さらにその先、2049年には創業130周年を迎えますが、そこへ向けて成長を続け、社会に欠かせない企業になっていきたいと考えています。そのステップとして、まずは2029年に向けた『Beyond110』という方針を推進してまいりました。
私たちの計画では、最初の「HOP期間」が2024年度まででした。ここでの売上高は約500億円でしたが、2029年度には大きくステップアップし、売上高1,000億円、営業利益100億円、ROE10%を達成するという目標を掲げています。そして2025年度からは、その「STEP期間」の初年度として、新たな気持ちで取り組んでまいりました。
これまで本当に多くのお客様に支えられ、たくさんの仕事をいただいたおかげで、売上高1,000億円が見えてきました。しかし、ご承知の通り、効率の面などではまだ課題が残っています。さまざまな手を打ってはいるものの、営業利益はまだまだ目指す水準には届いていません。今後はこの利益面を、改めてしっかりと強化していきたいと考えています。
また、皆様すでにご案内の通り、今年の2月に「新日本造機株式会社」が新たにトリシマグループへ加わることとなりました。実際のクロージング(手続き完了)は7月1日のため、正式な合流はこれからになりますが、同社を新しい仲間として迎え入れ、創業110周年、そしてその先へと共に成長していきたいと思っております。
現在の中期経営計画は、現状のトリシマだけで達成できると思っておりますが、新日本造機様と一緒に取り組むことで、そのさらに上のステージを目指していく考えです。
そのため、7月1日以降に、新たな中期経営計画と今年度の業績予想を改めて発表させていただく予定です。
今日は、現状のトリシマについて、CFOのJamesにバトンを渡して説明をしてもらいます。
今後ともよろしくお願いいたします。
■酉島製作所 CFO James様
原田CEOありがとうございました。
今年(2025年度)は、会社にとりまして大変類いまれな一年となりました。おかげさまで売上高は史上最高を達成し、これで6年連続の記録更新となります。これは、会社として非常に大きな成長でございます。
本日はいくつかハイライトをご紹介したいのですが、まずプレゼンの冒頭にお伝えしたいのは、市場の動向についてです。先ほど原田CEOからも「AI革命によって電力需要が急速に伸びている」という話がありましたが、トリシマがもともと強みを持つ「海水淡水化」の分野だけでなく、電力市場でも私たちの存在感はますます高まっています。
2025年度は非常に実り多い年となりました。市場の底堅いニーズを捉え、販売・製造・設計における我が社の機動性を活かすことで、急増する電力需要に応える供給体制を整えてきました。特にアメリカにおいては、旺盛な電力需要に追いつくための強化策を次々と打ち出しています。また、その他の地域でも市場の変化に柔軟に適応した結果、2025年度は電力市場向けビジネスが非常に大きく伸長いたしました。
詳細については後ほど詳しくお話ししますが、ここで強調したいのは、私たちが市場の需要を捉えてスピーディーに対応し、それがさらなる力強い成長へと繋がっているということです。
また2025年度は、新たな市場への足がかりを築いた年でもあります。先ほどお話に出た新日本造機様との合意も間近に迫っており、これにより私たちは、化学、石油、ガスといった新しい分野へ本格的に参入することが可能となります。今後は、同社の新しいテクノロジーも活用しながら、私たちが活躍できるフィールドをさらに広げていく予定です。
株式会社酉島製作所:2025年度(2026年3月期)決算説明会文字起こし(3)に続く