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いい生活 Research Memo(6):前期の損失から大幅に改善し、資本効率が向上

■いい生活の業績動向

2. 財務状況と経営指標
2026年3月期の財務状況は、資産合計が2,669百万円(前年同期比320百万円増)となり、自己資本比率74.5%を維持する健全な財務基盤を構築している。資産の部では、流動資産が860百万円(同265百万円増)と大幅に増加した。これは主に現金及び預金が608百万円(同263百万円増)へと積み上がったことによるものである。固定資産は1,809百万円(同54百万円増)となり、無形固定資産が1,584百万円(同65百万円増)と資産の過半を占めている。負債・純資産の部については、負債合計が680百万円(同203百万円増)となった。流動負債は592百万円(同117百万円増)、固定負債は88百万円(同85百万円増)であり、有利子負債154百万円を計上している。純資産合計は、当期純利益の計上等により1,989百万円(同116百万円増)となった。

安全性指標では、流動比率が145.3%(前年同期比19.9ポイント上昇)と向上し、短期的な支払能力が高まっている。収益性については、ROA(総資産経常利益率)が9.4%(前期はマイナス1.7%)、ROE(自己資本当期純利益率)が7.8%(前期はマイナス2.1%)となり、いずれも前期の損失から大幅に改善し、資本効率が向上した。

同社のキャッシュ・フローは、営業活動によるキャッシュ・フローの大幅な増加を背景に、現金及び現金同等物の期末残高が608百万円(前期比263百万円増)となった。営業活動によるキャッシュ・フローは760百万円の収入(前期は316百万円の収入)となり、前期から443百万円増加した。これは主に、税引前当期純利益が大幅に改善したことによるものである。投資活動によるキャッシュ・フローは619百万円の支出(前期は676百万円の支出)となった。主にソフトウェア開発等の無形固定資産の取得による継続的な投資を実行しているものの、前期と比較して支出額は57百万円減少している。財務活動によるキャッシュ・フローは120百万円の収入(前期は34百万円の支出)となった。これは主に有利子負債による資金調達を実施したことによるものである。

以上の結果、営業活動によるキャッシュ・フローが投資活動による支出を上回り、フリー・キャッシュ・フローは140百万円のプラス(前期は360百万円のマイナス)へと転換した。本業で稼いだ資金を成長投資に充てつつ、手元流動性を厚く確保できる収益構造を構築している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山 博詞)

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