■株主還元策
精工技研は、利益成長を通じた株主への還元拡充を経営の最優先事項としている。2025年3月期の年間配当65.0円(配当性向26.5%)に対し、2026年3月期は業績の急拡大を受けて年間100.0円(中間40.0円、期末60.0円)へと大幅な増配を実現した。利益水準が飛躍的に向上したため、配当額は前期の約1.5倍となったが、配当性向は14.4%にとどまっており、高い収益性を背景に還元余力は大きい。さらに、2027年3月期は、親会社株主に帰属する当期純利益の増益予想を背景に、年間120.0円(中間60.0円、期末60.0円)、配当性向16.8%へと一段の増配を計画している。同社はPBR6.0倍という市場からの評価及び強固な財務基盤を生かした、安定的かつ継続的な還元強化を進める方針である。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山 博詞)