■コニシの業績動向
(2) 化成品
化成品の売上高は39,194百万円(前期比6.1%増)、営業利益は1,427百万円(同5.4%増)となった。各業界で新規採用が進み増収となり、これにより増益を確保した。
主な業界別状況は以下のとおりであるが、化成品は収益認識基準の影響を最も大きく受けるため、業界別状況については収益認識基準適用前での開示となっている。収益認識基準適用前のセグメント売上高は、前期比3,141百万円増、同4.9%増であった。
a) 自動車:売上高26,806百万円(前期比5.6%増)
ハイブリッド車向け商材が増加した。
b) 化学工業:売上高7,534百万円(同1.1%増)
中国の景気減退の影響を受けたが、国内で原材料の新規採用が進み堅調に推移した。
c) 電子・電機:売上高8,438百万円(同16.5%増)
スマートフォン向け商材や放熱材などが増加した。
d) 塗料:売上高4,067百万円(同2.0%増)
需要は底堅く推移した。
e) 住設・生活資材関連:売上高3,533百万円(同0.1%減)
底堅く推移して前期並みの売上高を確保した。
f) 丸安産業(株)(連結子会社):売上高15,494百万円(同1.9%増)
コンデンサ用などの電子・電機向けが堅調に推移した。
工事事業は案件遅れで減収ながら、完成工事の採算が改善し増益
(3) 工事事業
「工事事業」の売上高は23,059百万円(前期比7.2%減)、営業利益は2,363百万円(同4.1%増)となった。大型工事案件の進行が遅れたため減収となったが、完成工事の利益を確保しセグメント利益は増益となった。
a) ボンドエンジニアリング(連結子会社):売上高13,082百万円(前期比8.6%減)
大型工事案件の遅れにより減収となった。
b) コニシ工営(連結子会社):売上高2,214百万円(同19.1%増)
公共工事が増加して大幅増収となった。
c) 近畿鉄筋コンクリート(連結子会社):売上高1,605百万円(同28.9%減)
上半期は比較的堅調であったが、下半期に入ってから計画していた工事を獲得できなかったことなどにより減収となった。物件の完工時期によって売上高は大きく変動する傾向がある。
d) 角丸建設(連結子会社):売上高4,159百万円(同22.1%減)
工事の工期遅れが発生して減収となった。
e) 中信建設(連結子会社):売上高1,779百万円(同2.6%増)
長野県にある土木建築工事会社であるが、受注工事が順調に進捗して増収となった。
f) 中井土木(連結子会社):売上高559百万円(比較なし)
2026年1月から連結子会社となり売上高を計上した。同社によれば、「利益を計上しており、のれん負担は少額」とのことである。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)