23日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想したい。米年内利上げ観測から、米金利高・ドル高に振れやすい地合いは継続の見通し。ただ、日米協調介入の思惑が広がり上値は重く、狭いレンジ内での取引が予想される。
イランの核査察受け入れや同国への制裁解除で中東情勢の不透明感は払拭されつつあり、ドル売り先行。半面、前週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で年内利上げへの思惑が広がり始め、米金利高・ドル高も続く。ユーロ・ドルは1.1410ドル台に失速し、ドル・円は162円に接近後、日米協調介入の観測で1円弱下落後は161円台に持ち直した。本日アジア市場は再び米金利高・ドル高で161円半ばに持ち直したが、警戒感から戻りは限定的だった。
この後の海外市場は中東情勢と米金利、日本の通貨政策が注目される。米国とイランの和平に向けた協議は最終段階とみられ、ドル売り材料になりやすい。ただ、今晩発表のPMIは製造業、サービス業とも改善の見通し。今週のコアPCE価格指数は前回から加速が見込まれ、連邦準備制度理事会(FRB)の今後の引き締め的な政策をにらんだドル買いは継続。ただ、前日の日米財務相による電話会談で介入の緊張感が一段と強まり、161円半ばから後半は上値の重さが際立つ展開となりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・17:00 欧・ユーロ圏製造業PMI速報値(6月) 予想51.5 前回51.6
・17:00 欧・ユーロ圏サービス業PMI速報値(6月) 予想49.3 前回49.7
・17:00 欧・ユーロ圏総合PMI速報値(6月) 前回48.5
・17:30 英・製造業PMI速報値(6月) 予想53.0 前回53.9
・17:30 英・サービス業PMI速報値(6月) 予想50.0 前回49.3
・17:30 英・総合PMI速報値(6月) 前回49.7
・22:45 米・製造業PMI速報値(6月) 予想54.6 前回55.1
・22:45 米・サービス業PMI速報値(6月) 予想51.0 前回50.7
・22:45 米・総合PMI速報値(6月) 前回51.5