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SWCC—26年3月期は過去最高益を達成、電力インフラおよび通信ケーブル事業が好調に推移

SWCCは5月14日、2026年3月期連結決算を発表した。売上高が前期比16.8%増の2,777.36億円、営業利益が同30.5%増の273.20億円、経常利益が同131.8%増の261.30億円、親会社株主に帰属する当期純利益が同65.3%増の188.40億円となった。電力インフラや通信ケーブル事業の旺盛な需要を取り込んだほか、新たにグループ入りしたTOTOKUの貢献や銅価格高騰が押し上げ、3年連続での過去最高益を達成。中期経営計画の目標を一年前倒しで達成した。国内の電力不足やデータセンターの新設に伴う電力インフラ向け需要の活発化が大きく貢献している。

エネルギー・インフラ事業の売上高は前期比2.4%増の1,319.44億円、営業利益は同21.9%増の204.32億円となった。インフラ設備の更新期を迎え、送電需要では火災リスクの低いプラスチック製ケーブルへの移行を追い風に長期需要が見込まれている。同社の変電用コネクター「SICONEX(R)」は民間で約9割、電力会社で約7割の高シェアを誇り拡大基調にある。建設関連市場でも、古河電気工業との合弁であったSFCCを完全子会社化して一気通貫体制を構築。徹底した効率向上と適切な価格改定を進めた結果、足元の営業利益率は底堅く推移している。

通信・コンポーネンツ事業の売上高は前期比35.3%増の1,383.67億円、営業利益は同42.5%増の69.25億円となった。米国の大規模DC(ハイパースケーラー)向けに、独自パテントを持つ高密度光ファイバケーブル「e-Ribbon(R)」の需要が下期に急拡大した。また、半導体事業では世界シェア35%を握るコンタクトプローブが生成AIの普及を背景に好調を維持している。昨年後半から中国メーカーからの引き合いが増加しており、今後は中国拠点での生産対応も視野に入れつつ、従来の半導体後工程メインから前工程への進出も目指す方針である。

2027年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比17.0%増の3,250.00億円、営業利益が同4.3%増の285.00億円を見込んでいる。中東情勢に伴う資材価格高騰には期初に保守的な影響を織り込みつつ、価格転嫁を確実に進める方針。新中期経営計画のもと、利益やEVAの創出規模を追う「ROIC経営2.0」へ移行し、M&Aを含めた成長投資を展開する。株主還元については、配当性向を従来の35%から40%へ引き上げる計画で、資本効率をコントロールしつつTSR(株主総利回り)の最大化を追求していく。

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