前日23日の米国株式市場は下落。韓国の半導体メーカー、SKハイニックスの人工知能(AI)用メモリーチップの生産の伸びが鈍化したとの報道で、世界的な同セクター売りが加速し、寄り付き後、下落。ダウは良好な経済指標や原油安が支援し一時プラス圏を回復したが、上昇を維持できなかった。ナスダックはハイテクが重しとなり終日売られ、終盤にかけ下げ幅を拡大した。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は続落して取引を開始した。寄り付き後は、押し目買いからプラス圏に浮上する場面も見られたが、前場中ごろにかけて再度マイナス圏に転落、その後は節目の6万9000円を下回る場面もあり、軟調もみ合い展開が続いた。半導体関連株を中心に利食い売りが広がったほか、SKハイニックスを巡る報道をきっかけにAI関連需要の伸びに対する警戒が広がったことも指数の重荷となった。また、米国で今晩、米マイクロン・テクノロジーの3-5月期決算が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあった。
大引けの日経平均は前営業日比613.41円安の69,174.97円となった。東証プライム市場の売買高は23億8,422万株、売買代金は12兆5,140億円だった。業種別では、医薬品、空運業、海運業などが上昇した一方で、保険業、非鉄金属、石油・石炭製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は43.4%、対して値下がり銘柄は52.8%となっている。
個別では、イビデン、キオクシアHD、ソフトバンクG、村田製、中外薬、ソニーG、リクルートHD、パナHD、ベイカレント、アステラス薬、三越伊勢丹、7&iHD、トレンドなどの銘柄が上昇。
一方、東エレク、TDK、信越化、フジクラ、ディスコ、味の素、三井金属、スクリン、東京海上、日東電、コナミG、京セラ、住友電、SMC、豊田通商、太陽誘電、HOYAなどの銘柄が下落。