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オプテックスG、センサー・LED照明技術を軸に高収益製品を拡販 データセンター・半導体関連需要を取り込む

ログミー IR Meet 2026夏 出展企業対談

関本圭吾氏(以下、関本):みなさま、こんにちは。IR Agents代表の関本です。本日は、オプテックスグループ株式会社IRチームリーダーの堤さまをお招きしてお話をうかがいます。

オプテックスグループの強み

関本:事業についておうかがいします。御社は防犯、自動ドア、工場自動化など、かなり幅広い事業を展開されています。まずはそれぞれについて詳しくご説明いただくのではなく、どのような技術や強みが基盤にあって、これらの事業が成立しているのかを教えていただけますか?

堤大輔氏(以下、堤):当社は「見えないものを、見るしごと」をテーマに掲げており、特に「グローバルニッチNo.1」のビジネスサイクルを実現することを目指して事業を推進しています。

技術としては、センサーとLED照明が基盤となっています。例えば、侵入者を検知して犯罪を抑止するための防犯センサーや、目には見えない微細な傷、へこみ、歪みなどを検出する工場用センサー、検査用LED照明などを手掛けており、このようなセンサーとLED照明の技術を活用して世の中に貢献していこうと考えています。

関本:現在の事業はこのような技術をもとに、派生していったということですね。

:おっしゃるとおりです。

関本:事業領域は御社が「ここなら行けそうだ」と判断して、展開されてきたのでしょうか?

:そのとおりです。当社は基本的にニッチマーケットに注力しており、グローバルで約100億円から500億円規模のマーケットに狙いを絞り、そこで高いシェアを獲得していく手法を取っています。

ソリューション提案型ビジネスモデルの拡大

関本:事業全体のイメージがつかめたところで、成長戦略についてうかがいたいと思います。御社は「2030年(FY30)までの成長ビジョン」として売上高1,000億円、営業利益150億円を掲げられています。

達成に向けて、ソリューション提案型ビジネスモデルを拡大していくとのことですが、ここが個人的に気になっています。なんとなくはイメージできるのですが、具体的にはどのような取り組みをされているのか、また、どのように伸ばしていくのかをぜひ教えてください。

:当社のソリューション提案ビジネスは、商社や代理店を通じて、品質の高い商品をカタログベースで販売するビジネスモデルではありません。技術的に強みを持つ商品の価値を最終ユーザーに的確に伝わるかたちで提案します。現場および用途に応じた最適な使い方をしていただけるように提案することがベースとなっています。

それを実現させるためには、顧客の真のニーズを吸い上げなければなりません。第三者を介して間接的に聞いた話で最適な提案をすることは不可能に近いため、商品が持つ付加価値をしっかりと最終ユーザーに伝えることが肝となっています。

結果として、各セグメントの売上高に占める高収益製品の構成比の拡大を目指しています。

関本:最終ユーザーやお客さまとは、かなり密にコミュニケーションを取られているのでしょうか?

:そのとおりです。最終ユーザーの手前には商社や代理店が存在していますが、最終ユーザーのニーズを吸い上げるために、当社ではダイレクトマーケティングを採用しています。

案件を持ってきてくださるのが代理店や商社の方々で、最適なソリューションとしてまとめ上げるまでの工程を主導するのが当社の役割です。

関本:ソリューション売上高比率は継続して上昇しているとのことですが、基本的には御社の営業担当者に対して「このような売り方をすべきだ」と地道に伝えながら取り組んでいくかたちなのでしょうか?

:教育を非常に重要視しており、提案手法の体系化を進めながら、ソリューション提案ビジネスの浸透に努めています。

また、今までは代理店ビジネスのような、いわゆるルートセールスを行っていた人材が主流でしたが、現在は提案型営業の経験者を中心に採用を進めるとともに、人材の入れ替えや教育を進めています。

関本:結果として、高収益商品については、いわゆるプロダクトとして競争していく中で価格を設定するのではなく、「商品に対してこれくらいの付加価値がある」と伝えることで収益性も高まっているという理解でよろしいでしょうか?

:そのとおりです。

直近の受注状況や市場環境

関本:業績についてうかがいます。最近のマーケットでは、AIや半導体分野がかなり伸びていると言われており、御社のIA事業も需要が伸びていると認識していますが、直近の受注状況や市場環境をどのように受け止めていらっしゃいますか?

:IA事業に関しては、25年度の11月頃から急激に需要が戻ってきたと分析しています。これは、AI市場の活況に伴い、特に半導体関連の製造業の市況が大きく回復してきていることが当社にも影響を与えていると考えています。

関本:具体的には、どのような製品が伸びているのでしょうか?

:大きく3つあります。IA事業の中の、FA関連ではFAセンサー、検査用照明関連では検査用LED照明、そして産業用PC関連では半導体製造装置メーカー向けの産業用コンピューター、この3つの分野が特に大きく業績を伸ばしています。

関本:足元の状況を見る限り、まだまだ需要が強くなっている印象なのか、ある程度良いところまできている印象なのか、御社としてどのように見ているのか教えていただけますか?

:かなり勢いよく伸びてきていますので、反動減も一定量気にしていますが、足元のお客さまの引き合いなどを分析すると、この動きはしばらく続くと考えています。

関本:御社の製品は機械に組み込まれることが多いのでしょうか? あるいは工場でオートメーションを行う際に、単体の商品として販売されることが多いのでしょうか?

:どちらも多いです。装置メーカーの需要に対し、お客さまの製造装置の中に組み込まれるものもあれば、製造ラインで使用されるものもあります。

関本:設備投資に自然と連動してくるところであり、現状では盛り上がりを見せているということですね。

:おっしゃるとおりです。

26年度の業績見通し

関本:26年度の第1四半期全体を見た際に、計画に対してどのように進捗しているのか、また、それを踏まえた上での今期の業績見通しについて考えをお聞かせいただけますか?

:第1四半期の結果については、社内計画に対して売上が約10パーセント上回る結果となりました。一方で、営業利益は50パーセント以上増加しました。先ほどご説明した高収益製品の販売増が費用増加を打ち消し、営業利益の大幅な増加につながったと考えています。

継続性に関して、足元の動向として特にSS(センシングソリューション)事業では、防犯関連のデータセンター向け需要動向、社会・環境関連の駐車場向け需要動向、IA事業においては、半導体の活況に伴うFAセンサーや検査用照明の需要動向が依然として強いと分析しています。そのため、26年度は通期を通してこの好調が持続できるのではないかと期待しています。

関本:営業利益が計画対比で大きく伸びているのはすばらしいですね。やはり高収益製品の伸びが、限界利益率や営業利益の伸び方に大きく寄与しているということでしょうか?

:おっしゃるとおりです。

関本:リスク面として、例えば為替や中東情勢がけっこう動いている印象ですが、このあたりについて何か懸念はあるのでしょうか?

:為替に関しては、年初に計画を立てた際は円高の想定でしたが、現在は円安で推移しているため、全体としてはプラスに作用すると考えています。

一方、中東情勢に関しては、足元では原材料価格に影響が出てくるのではないかと懸念しています。特にプラスチック製品などの樹脂成形品の調達や、梱包資材関係といった資材価格の高騰が影響として出てくると考えています。

また、メモリ価格の上昇も懸念しています。高収益製品に一部搭載されている部品があり、現在、価格が数倍に上がっていると報告を受けています。これは下期以降、多少織り込んでいく必要があると考えています。

関本:最後に投資家のみなさまに向けたメッセージや、今後オプテックスグループに期待してほしい、注目してほしいポイントがあればお聞かせください。

堤氏からのご挨拶

:当社は、SS事業において非常に安定したマーケットの中で、高いシェアを持つ複数の事業を展開しています。また、IA事業においても、検査用照明といったニッチな分野で安定したマーケットを確保しています。

安定したSS事業の中には、データセンターといった注目されているテーマに関連した分野も含まれています。また、IA事業の半導体関連分野も注目テーマに関連しています。

これまで、SS事業とIA事業は、好調・不調のタイミングが分かれる傾向があり、両事業がそろって好調となる局面は限られていましたが、現在はどちらも非常に好調に推移しています。先ほどお話ししたテーマと絡めて、今後はぜひオプテックスグループにも注目していただきたいと考えています。

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