3日の日本株市場は、前日同様、売り一巡後の半導体やAI関連株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。2日の米国市場はNYダウが594ドル高、ナスダックは207ポイント安だった。6月の米雇用統計で非農業部門の雇用者数が予想ほど伸びず、失業率も予想を下回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)による早期利上げ観測が後退。半導体株に利益確定の売りは出た一方で、景気敏感株や消費関連株が買われる流れとなった。シカゴ日経225先物は大阪比535円安の68325円。円相場は1ドル=161円20銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで69900円まで買われる場面もみられたが、米国市場の取引開始後に下へのバイアスが強まり、終盤にかけて67630円まで売られた。米国では半導体やAI関連株が売られたことで、フィラデルフィア半導体(SOX)指数は大幅に続落した。
マイクロン・テクノロジーが軟調だったこともあり、引き続きキオクシアHDや東エレク、アドバンテストなどの動向が注目されることになりそうだ。また、日中は前日に大きく売られた韓国SKハイニックスやサムスン電子の動きにも注意することになろう。3日の米国市場は独立記念日の振替休日で休場になるため、海外投資家の資金流入は限られ、薄商いのなかで指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動きに振らされやすいとみておきたい。
昨日は東証プライムの値上がり銘柄が7割超を占めていた。半導体やAI関連株の不安定な状況から内需系などにシフトする動きが目立っていたが、本日も同様の動きが意識されやすく、足もとで調整が続いていたセクターや銘柄への修正リバウンドを想定した物色に向かうかを見極めることになりそうだ。半導体株の弱さが目立つ局面では先物主導で仕掛け的な売りが強まることで日経平均株価は下落する一方で、TOPIX型へのシフトによって全体としては値上がり銘柄数が多いといった歪な状況を想定。そのため、日経平均株価が下落したとしても、センチメントの悪化にはつながらない。