7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日本の為替介入への警戒感で円売りは抑制され、ドルを下押しする見通し。ただ、米国の引き締め的な米金融政策をにらんだドルの買戻しで下げづらい展開となりそうだ。
前日発表された米ISM非製造業景況指数はやや悪化したものの、製造業指数と同様に50を大きく上回りややドル買い材料に。ただ、米10年債利回りの上昇が抑制されたほか、NY原油先物(WTI)は1バレル=68ドル台に落ち込み、ドル売り地合いとなった。ユーロ・ドルは1.1440ドル台に浮上、ドル・円は162円付近に失速。本日アジア市場でドル売り先行も、高市政権の財政運営に対する思惑が交錯し、ドル・円は161円半ばから値を戻した。
この後の海外市場は重要イベントは予定されておらず、8日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨公表を控え、長期金利が手がかり。高市政権の政策運営に関する閣僚の否定により円売りは後退し、主要通貨への下押し圧力となる可能性があろう。一方、2日の米雇用統計は非農業部門雇用者数の減少で、雇用情勢の不透明感が意識されやすい。ただ、インフレ圧力は継続し、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げへの思惑から金利高ならドルは売りづらい展開となりそうだ。
【今日の欧米市場の予定】
・21:30 米・貿易収支(5月) 予想-787億ドル 前回-559億ドル
・21:30 加・貿易収支(5月) 予想24.0億加ドル 前回27.2億加ドル