9日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■半導体やAI関連株の押し目狙いのスタンス
■ABCマート、1Q営業利益 8.3%増 203億円
■東京製綱ウクライナで防護ネット展開、ドローン攻撃対策
■半導体やAI関連株の押し目狙いのスタンス
9日の日本株市場は、半導体やAI関連株の買い戻しが意識されるなかで、反発が見込まれる。8日の米国市場はNYダウが576ドル安、ナスダックは51ポイント高だった。トランプ米大統領が対イラン停戦終了の可能性を警告したため、中東情勢の緊迫化が警戒されるなかで原油価格や米長期金利の上昇が嫌気された。一方で、半導体やAI関連株の一角に押し目買いが入り、相場の下支えになった。シカゴ日経225先物は大阪比990円高の67800円。円相場は1ドル=162円50銭台で推移。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで65430円まで急落した後にリバウンドをみせており、一時67860円まで買われる場面もみられた。ボリンジャーバンドの-1σ割れからの切り返しにより、直近2日間の大幅な下落に対する自律反発狙いの買いを誘うことになりそうだ。
米国市場ではエヌビディアがアナリストによる投資判断の引き上げを受けて買われたほか、アップルと半導体供給を締結したブロードコムが大幅高となるなかで、半導体やAI関連株の一角に買い戻しが入った。これを受けて東京市場においても足もとで調整が強まっていたアドバンテストや東エレク、キオクシアHDなどの反発が期待される。指数インパクトの大きい値がさハイテク株のリバウンドが意識されるなかで、投資家心理の改善に向かわせよう。
ただし、直近の大幅な下げに対する自律反発の域は脱せないとみられ、買い一巡後は戻り待ち狙いの売りも意識されやすい。韓国市場も反発が見込まれるが、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、短期的な売り仕掛けの動きもありそうだ。買い一巡後の底堅さを意識しつつ、押し目狙いのスタンス。また、足もとでは景気敏感株などTOPIX型へのローテーションの動きが目立っていたが、本日のところは日経平均型へのリバランスになりそうだ。
■ABCマート、1Q営業利益 8.3%増 203億円
ABCマートが発表した2027年2月期1Qの連結業績は、売上高が前年同期比8%増の1054億8300万円、営業利益は同8.3%増の203億1600万円だった。個人所得・雇用環境の改善や円安を背景としたインバウンド需要の増加により、国内需要は緩やかに増加。ハンズフリー市場においては、シューズのみならず、ハンズフリーのサンダルやブーツへ商品の多角化が進み、付加価値の高い商品の需要が急速に拡大した。
■前場の注目材料
強気材料
・ナスダック総合指数は上昇(25870.65、+51.96)
・SOX指数は上昇(12574.97、+274.45)
・シカゴ日経225先物は上昇(67800、+990)
・高市内閣による防衛費増額などの経済政策
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・東京製綱ウクライナで防護ネット展開、ドローン攻撃対策
・楽天G韓国造船に船舶サイバー対策システム
・沖縄セルラー電話携帯大手「060」提供延期、システムに追加対応発生
・積水ハウスパナソニックHVAC&CCと、戸建て住宅向け換気システム共同開発
・SOMPOHD米労災保険会社を買収、中小向け事業基盤拡充
・山口FG県の起業支援受託、新興・学生、対象別に伴走
・NECアンソロピックと、AIで販売戦略を立案、購買データ活用
・KHネオケム糖鎖修飾核酸の受託拡大、北海道システム・サイエンスと提携
・住友ベークライトSiC封止材でTg230℃実現
・大東建託木造で鉄骨並み高級感、コスト抑制、3階建て賃貸住宅
・キリンHD豪子会社35年度売上高3000億円、ヘルス拡大
・阪急阪神HD阪急阪神不動産、バンコクに分譲マンション、豊富な共用施設
・イオンベトナムでPB2割に、現地生産品投入
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 対外・対内証券投資(先週)
・08:50 マネーストック(6月)
・11:00 東京オフィス空室率(6月) 前回2.07%
<海外>
・10:30 中・消費者物価指数(6月) 前回1.2%
・10:30 中・生産者物価指数(6月) 前回3.9%
・中・資金調達総額(6月、15日までに) 前回17兆4800億元