前日8日の米国株式市場は指数によって高安まちまち。トランプ大統領が対イラン停戦終了の可能性を警告したため戦争再開を警戒。原油価格や長期金利の上昇を嫌気した売り圧力も強まり、終日軟調に推移した。終盤にかけ、ハイテクが支援しナスダックは上昇に転じた。米株式市場の動向を横目に、本日の日経平均は反発して取引を開始した。その後も上げ幅を広げて68,500円を手前に失速するも、終日プラス圏で推移した。ナスダックやSOX指数の上昇が、東京市場で人工知能(AI)関連株や主力半導体関連株の株価の支えとなった。また、日経平均は昨日までの3日続落で3000円近く下げたことから、押し目待ちや自律反発狙いの買いが入りやすかった。米軍がイランへの追加攻撃を早期に終えたことも投資家心理の悪化を和らげたほか、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となった。
大引けの日経平均は前営業日比924.80円高の67,743.85円となった。東証プライム市場の売買高は19億7,705万株、売買代金は9兆6,014億円だった。業種別では、電気機器、非鉄金属、精密機器などが上昇した一方で、空運業、輸送用機器、ゴム製品などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は37.5%、対して値下がり銘柄は58.8%となっている。
個別では、アドバンテ、東エレク、キオクシアHD、イビデン、フジクラ、リクルートHD、TDK、村田製、ファナック、京セラ、スクリン、ディスコ、レーザーテクなどの銘柄が上昇。
一方、ソフトバンクG、トヨタ自、テルモ、ファーストリテ、ソニーG、豊田通商、住友不、三菱商、スズキ、浜ゴム、ホンダ、ダイキン、コマツ、ブリヂストン、オリンパス、三井物、イオンなどの銘柄が下落。