9日の中国本土市場は4日ぶりに反発。主要指標の上海総合指数が前日比65.71ポイント(1.65%)高の4036.59ポイントで引けた。
自律反発狙いの買いに加え、半導体関連株への物色が相場全体を押し上げた。寄り付き直後に公表された6月の消費者物価指数は前年同月比1.0%と市場予想や直近実績を下回り、内需回復の弱さが意識される場面もあったが、指数への影響は限られた。中東地域の地政学リスク再燃や原油相場の大幅続伸は重しとなった一方、中国ハイテク産業の先行きへの見方を背景に関連銘柄へ資金が向かった。節目の4000近辺では押し目買いが優勢となり、相場は引けにかけて持ち直す展開となった。
セクター別では、ハイテク関連が高い。旭光電子(600353/SH)、太極実業(600667/SH)、晶方半導体(603005/SH)、有研新材(600206/SH)、江蘇長電科技(600584/SH)がいずれもストップ高の10.0%上昇となった。半導体銘柄を中心に上昇が目立ち、相場全体の支えとなった。
また、電子・通信関連でも方正科技集団(600601/SH)が4.4%高、大唐電信(600198/SH)が4.3%高、天通(600330/SH)が4.2%高、上海宝信ソフト(600845/SH)が4.1%高、亨通光電(600487/SH)が4.0%高、長江通信(600345/SH)が3.9%高、大豪科技(603025/SH)が3.8%高となった。
一方、道路などインフラ関連では山東高速(600350/SH)が10.0%安、四川高速道路(601107/SH)が1.3%安、江西カン粤高速公路(600269/SH)が1.2%安、安徽高速道路(600012/SH)が1.2%安、龍江交通(601188/SH)が1.1%安となった。前日の大幅上昇の反動から利食い売りが優勢となったもようだ。
このほか、旅行など消費関連も売られた。長白山旅游(603099/SH)が3.2%安、北京首旅ホテル(600258/SH)が2.9%安、中青旅(600138/SH)が2.6%安、九華旅游(603199/SH)が2.5%安、黄山旅行開発(600054/SH)が2.2%安となった。列挙された旅行・ホテル関連銘柄では軟調な値動きが目立ち、消費関連の主要銘柄に下落が広がった。
外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.84ポイント(0.31%)高の275.00ポイント、深センB株指数が2.99ポイント(0.27%)高の1105.49ポイントで終了した。