全米不動産業者協会(NAR)が発表した米6月中古住宅販売件数は前月比―2.4%の409万戸と5月419万戸から増加予想に反し減少した。契約のキャンセルなどが減少につながった、と指摘されている。
住宅市場の重要項目となる一戸建て家屋の売り上げは2.4%減。5月には4.1%増加した。在庫は安定。中間価格は前年比+1.8%の440600ドル。5月の+1.3%から伸びが加速した。
春夏のピークシーズン開始も消費者の住宅市場の条件が悪化した。住宅ローン金利の上昇は引き続き需要を抑制すると見られ、米国経済の成長の重しとなる見通し。連邦準備制度理事会(FRB)が公表した議事録の中で、6月連邦公開市場委員会(FOMC)で一部の参加者が利上げの論拠を主張したことが明かになった。また、米NY連銀のウィリアムズ総裁は労働市場が安定しており、現在インフレリスクが一段と高まっていると懸念を表明。FRBがよりインフレ対処に重きを置く可能性が強まる中、住宅市場の低迷は利上げの可能性を弱める可能性もある。