日経平均は大幅続伸。1199.91円高の68943.76円(出来高概算10億946万株)で前場の取引を終えている。
前日9日の米国株式市場は上昇。ダウ平均は139.02ドル高の52487.41ドル、ナスダックは336.24ポイント高の26206.89で取引を終了した。対イラン和平協議の再開期待に加え、原油価格の下落が好感され、相場は終日堅調に推移した。ナスダックは金利安に加えハイテク回復が支援し、終盤にかけ上げ幅を拡大した。
米株式市場の動向を横目に、10日の日経平均は782.87円高の68526.72円と続伸して取引を開始した。買い先行後は上げ幅を広げ、69000円を上回った。米ナスダックの上昇と金利低下を受け、値がさの半導体・AI関連株に買いが向かった。また、中東情勢の不透明感は継続しているが、昨日の海外市場で原油先物価格が落ち着いた動きだったことが株式市場で安心感となった。
個別では、ソフトバンクG、東エレク、アドバンテス、キオクシアHD、フジクラ、信越化、ファナック、イビデン、村田製、住友電、レーザーテク、スクリン、SMC、安川電、ディスコなどの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ、リクルートHD、東京海上、ソニーG、豊田通商、テルモ、キッコマン、花王、セコム、三井物、良品計画、7&iHD、三菱商、アサヒ、キリンHDなどの銘柄が下落。
業種別では、非鉄金属、金属製品、情報・通信業などが上昇した一方で、海運業、保険業、小売業などが下落した。
後場の日経平均株価は、高値圏での値固めを軸に、値動きの大きい展開が続くとみられる。前場はソフトバンクG、東エレク、アドバンテスの3銘柄だけで指数を1000円程度押し上げ、半導体・AI関連株への買いが相場上昇を主導した。また、2月決算企業の第1四半期決算発表が佳境となっており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となっているか。一方、国内長期金利が引き続き上昇傾向となっている。また、日経平均は昨日段階で68600円台に位置する25日移動平均線が上値抵抗線として意識され始めており、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあろう。