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米ハイテク株高などを背景にリスク選好ムードが強まり一時69000円台回復【クロージング】

10日の日経平均は大幅続伸。813.88円高の68557.73円(出来高概算22億1000万株)で取引を終えた。前日の米国市場でテック株が買われた流れを映して、東京市場も買いが先行して始まった。また、韓国総合株価指数(KOSPI)が一時5%超、上伸したことも買いに弾みを付けた。日経平均は前場終盤に向けて上げ幅を広げ、69374.86円まで上値を伸ばした。その後、週末要因もあって利益確定売りも出たことで、後場前半は69000円を挟んだもみ合い展開が続いたものの、大引けにかけては上場投資信託(ETF)の分配金捻出のための換金売りが出たとみられ、上げ幅を縮めた。

東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄が800を超え、全体の5割超を占めた。セクター別では、金属製品、非鉄金属、情報通信、証券商品先物など12業種が上昇。一方、海運、小売、保険、鉱業など21業種が下落した。指数インパクトの大きい銘柄では、ソフトバンクG、東エレク、アドバンテス、イビデンが堅調だった半面、ファーストリテ、リクルートHD、東京海上が軟調だった。

前日の米国市場では、主要株価指数が揃って上昇した。半導体大手マイクロン・テクノロジーが大幅に上伸したことなどから、SOX指数が3%超上昇したため、東京市場も半導体関連、電線、情報通信といった関連銘柄を中心に値を上げる銘柄が増えた。一方、前日に決算を発表したファーストリテや7&iHD、スギHDなどが値を消したほか、前日の米国市場で投資判断を引き下げられたソフトウェア大手セールスフォースが下落したため、NECや富士通といった国内ソフトウェア関連株の一角も下落した。

片山さつき財務相の会見発言も投資マインドを上向かせたとみられる。日経平均は注目された25日移動平均線水準を突破したため、目先調整を想定していた市場マインドも改善に向かいやすいだろう。来週14日には「SoftBank World 2026」が開催される。足元でOpenAIは「GPT-5.6 Sol」等を新たに公開していることもあり、同イベント内容も手がかりに、一段とAI株投資が活発化するのか注目だ。

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