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売り一巡後のキオクシアの動向が注目される

 21日の日本株市場は買い先行で始まった後は、引き続き半導体株の底堅さを見極めながらの押し目狙いのスタンスになりそうだ。20日の米国市場はNYダウが307ドル安、ナスダックは12ポイント安だった。中東情勢を巡る地政学リスクへの警戒から、売り優勢の相場展開になった。ただ、半導体株の一角が買われて、相場を下支えする形だった。シカゴ日経225先物は大阪比1050円高の65110円。円相場は1ドル=162円50銭台で推移。

 日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物は祝日取引で65990円まで買われる場面もみられた。その後は上げ幅を縮めたものの、節目の65000円を上回って終えている。75日線が支持線として意識されており、日経平均株価においても同線(63618円)が支持線として機能することになろう。まずは、ボリンジャーバンドの-2σ(65596円)を上回ってくるかを見極めたいところである。前週末の下げで-3σを割り込む場面もあり、売られ過ぎが意識されるだろうが、-2σ水準での攻防が続くようだと、自律反発の域は脱せない。

 米国では半導体株の一角が買われたこともあり、東京市場においてもキオクシアHD、東京エレクトロン、ソフトバンクGなど、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株のリバウンドが意識されそうだ。特にストップ安まで売られたキオクシアHDが売り一巡後に切り返しをみせてくるようだと、センチメント改善につながりそうだ。前日の韓国市場ではKOSPI指数が4%を超える下落となっていた。米国市場の流れを受けて、SKハイニックスやサムスン電子などがリバウンドをみせてくるようだと、支援材料になりそうである。

 そのため、値がさハイテク株の底堅さを見極めることになるだろう。半導体やAI関連株は前週の急ピッチの下落によって需給調整を加速したと考えられ、底打ちを見極めつつ、押し目狙いのスタンスに向かわせそうである。もっとも、キオクシアHDが売り一巡後に再び下へのバイアスが強まるようだと、需給悪化から戻り待ち狙いの売り圧力が強まりそうだ。

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