21日のニューヨーク外為市場でドル・円は162円70銭から163円24銭まで上昇し、163円23銭で引けた。米イランの軍事衝突10日目に入ったことに加え、トランプ大統領が攻撃をさらに強化する可能性を警告したため原油価格が上昇。インフレ懸念も強まり年内の利上げを織り込むドル買いに拍車がかかった。原油ショックが日本経済に影響を与えるとの懸念に円売りも強まった。
本日7月22日の米ドル・円は底堅い動きか。中東情勢を巡る緊張は依然として解けず、フーシ派によるサウジアラビア関連船舶への海上封鎖宣言など供給不安から原油高が続いており、これを背景とした米長期金利上昇に伴うドル買いが相場を下支えしやすい。ただ、1986年12月以来の高値圏で推移していることから、163円台後半から164円が近づくほど為替介入への警戒感が一段と高まり、ドルの上値は重くなりそうだ。日本の財政悪化懸念による円売りも観測されており、米ドル安・円高に振れる展開は想定しにくいが、節目の水準が意識される場面では介入警戒を背景にドルに対する下押し圧力もかかりやすい。