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日華化学株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(6)

日華化学

■日華化学 江守様
スライドにEBITDAの推移をお示ししています。現在は約60億円の規模ですが、これをこの中期経営計画期間中に90億円まで引き上げる目標を掲げており、十分に実現可能な範囲であると考えています。
一方でご指摘の通り、この期間は投資が重なっています。まず、化粧品工場の大型投資を実行するため、2028年からは、2025年比で最大10億円強の減価償却費が追加で発生する見込みです。そのほかにも、先ほどお話ししたバングラデシュの保税倉庫の設立、約10億円を投じて進めている新ERPシステム、さらに直近で買収した米国撥水剤事業ののれん償却費などが順次発生してまいります。
もちろん償却後の営業利益も重要視していますが、投資が集中するこの時期においては、何よりも「本業でキャッシュを稼ぐ力」を最大化することが最優先であると考えています。そのため、減価償却費の増加によって一時的に営業利益が多少押し下げられたとしても、まずはEBITDAの最大化にグループ一丸となって邁進しようという方針を、今年の年初に全社員に向けて強く打ち出しました。

●DAIBOUCHOU
なるほど。そうしますと、EBITDAから営業利益を差し引いた差額が、おおむね減価償却費の推移を表しているということですね。

■日華化学 江守様
はい、大体そのようなイメージで捉えていただいて差し支えありません。

●DAIBOUCHOU
そうですね。のれん償却費などは、それほど大きな金額ではないのでしょうか。

■日華化学 江守様
一部のれん償却もありまして、年間で約2億円ほどございます。

●DAIBOUCHOU
来期は新工場の稼働に伴い減価償却費を多めに計上し、それ以降は、利益率の増加がEBITDAの推移と同様に乗ってくるという認識でよろしいでしょうか。

■日華化学 江守様
2027年の中盤から徐々に減価償却費が乗ってきて、2028年にフルで計上となるスケジュール感です。

●DAIBOUCHOU
分かりました。ありがとうございます。
もう一点お伺いしたいのですが、御社は現在、PBR1倍を目指されています。DOE3%方針では仮にPBR1倍を達成した場合、配当利回り3%になってしまいます。PBR1倍に近づくと、DOEによる配当の魅力が薄れてしまうという傾向があります。残念ながらPBR1倍達成が困難な場合、どのような株価対策を行う予定でしょうか?

■日華化学 江守様
ご指摘の通りですね。スライドにもお示ししている通り、PBR1倍の達成は、私たちが絶対に成し遂げなければならない重要な課題です。
そのためにまず徹底すべきは、IR活動の強化です。当社がどのような企業で、どこに強みがあるのかが、市場や投資家の皆様にまだ正確に伝わりきっていないと感じています。「日華化学ってこんなに面白い技術を持つ会社なんだ、それなら投資してみよう」と思っていただける投資家様を増やすための発信が、現状はまだ不足していると私自身も深く反省しています。繊維用の界面活性剤や半導体製造用の薬剤と言われても、日常生活ではなかなかイメージが湧きにくいと思います。だからこそ、本日お話ししたような具体的な事例を交えながら、地道かつ丁寧なIR説明を尽くしていく考えです。

一方で、最も重視しているのは、先ほど申し上げたEBITDAの最大化です。ここをしっかりと強固なものにしていけば、株価や各種財務指標は自ずと好転していくと確信しています。おそらく、現在の投資家の皆様の一番の懸念は「建設中の新工場が本当に安定して稼働し、計画通りの利益を生み出せるのか」という点に尽きるはずです。まずはその懸念に対し、確かな数字と実績で応えていくことが今最も重要であると認識しています。

また、DOE3%以上という方針については、あくまで「下限の約束」として捉えています。仮に株価が上昇してPBR1倍を達成した際には、DOEの基準自体をさらに引き上げることも含め、投資家の皆様に十分な魅力を感じていただける配当利回りを意識した還元政策を検討していく予定です。

日華化学株式会社×著名投資家DAIBOUCHOU氏対談動画文字起こし(7)に続く

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