[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;64539.92;-391.27
TOPIX;4040.49;-25.58
[寄り付き概況]
28日の日経平均は391.27円安の64539.92円と反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は指数によって高安まちまち。ダウ平均は262.83ドル高の52210.08ドル、ナスダックは43.74ポイント安の24932.08で取引を終了した。対イラン戦闘休止で原油価格の下落が好感され、寄り付き後、上昇。中国政府系企業が液浸型深紫外線(DUV)露光装置の製造を開始したとの報道を受け半導体製造装置銘柄が売られ、ナスダックは下落に転じ、終日軟調に推移した。ダウは金利の低下やトランプ大統領が和平合意の可能性を指摘すると続伸した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場は指数によって高安まちまちだったが、ハイテク株比率が高いナスダック総合指数が小幅ながら4日続落したほか、主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.23%下落したことが、東京市場で人工知能(AI)関連株や半導体関連株などの株価の重しとなった。また、今週は、29日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表とウォーシュ米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見、31日に日銀金融政策決定会合の結果発表と植田日銀総裁の記者会見が予定されており、これを見極めたいとして積極的な買いを手控える向きもあった。一方、昨日の米株式市場でダウ平均が続伸したことが東京市場の株価の支えとなった。また、昨日の海外市場で原油先物価格が弱含みの展開となったほか、米長期金利が落ち着いた動きだったことが東京市場で安心感となった。さらに、日経平均は昨日段階で64400円台に位置する75日移動平均線が下値支持線として意識され、ここからの短期的な下値余地は大きくないとの見方もあった。加えて、国内主要企業の4-6月期決算発表が本格化しており、好決算・好業績銘柄への物色意欲が株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。
セクター別では、非鉄金属、ガラス土石製品、電気機器、海運業、鉱業などが値下がり率上位、小売業、医薬品、陸運業、空運業、鉄鋼などが値上がり率上位に並んでいる。東証プライムの売買代金上位では、ディスコ、キオクシアHD、SUMCO、レーザーテック、村田製、東エレク、アドバンテスト、ルネサス、イビデン、太陽誘電、JX金属、三井金属、古河電工、レゾナック、キヤノンなどが下落。他方、中外薬、ベイカレント、日本製鉄、富士通、第一三共、サンリオ、OLC、任天堂、大塚HD、ファーストリテ、KDDI、NTT、ソニーGなどが上昇している。