ファンペップは27日、花粉症を対象疾患として開発中のアレルギーワクチン(抗体誘導ペプチド「FPP004X」)について、第1相臨床試験の速報結果を発表した。本試験は、健康成人45名を対象とするパート1と、季節性アレルギー性鼻炎(花粉症)患者48名を対象とするパート2で構成される。
安全性については、FPP004Xの副作用としてワクチンで一般的にみられる局所反応及び全身反応以外に、臨床的に問題となる事象は確認されず、有害事象による投与中止例も認められず、忍容性は概ね良好と考えられる。免疫原性では、FPP004X投与群で抗IgE抗体価の上昇を確認し、パート1では35/36例で陽性率約97.0%、パート2では24/24例で陽性率100.0%となった。抗IgE抗体価は最終投与4週後に最大となり、その後緩やかに減少したものの、最終観察日まで検出された。一方、探索的評価項目であるスギ花粉曝露による合計6眼鼻症状スコアでは、コホート4のFPP004X群はプラセボ群に対する改善効果は確認されなかった。FPP004Xに関しては、2024年3月に塩野義製薬との間でオプション契約を締結しており今後は、提携先と開発方針について協議を進めるとしている。