[本日の想定レンジ]
28日のNYダウは537.24ドル高の52747.32ドル、ナスダック総合指数は55.17pt安の24876.91pt、シカゴ日経225先物は大阪日中比145円高の62545円だった。本日は、米ハイテク株安を映して半導体・人工知能(AI)関連株への売りが継続することが見込まれる。28日の東京市場は、人工知能(AI)の巨額投資に対する懸念などから半導体・AI関連株中心に値を崩し、日経平均は約2カ月ぶりに62000円台に下落した。ローソク足は、大陰線を形成した。3本連続して陰線を引き、強い下押し圧力を確認する形となった。28日の米国市場では主要株価指数は高安まちまちだった。市場予想を上回る決算を発表したコカ・コーラやボーイングなどが買われ、NYダウは続伸した。また、中東情勢の過度な懸念が後退するなか、原油価格が続落したことも投資家心理を上向かせた。一方、半導体など人工知能(AI)インフラ関連株の売りは続き、SOX指数は4%を超える下落となったほか、ナスダック総合指数も続落した。ナイトセッションの日経225先物は小幅に上昇したほか、前日の急落の反動から本日の東京市場は、自律反発を狙った買いも予想されるものの、米半導体関連株安を映して半導体・AI関連株への売りは続きそうで、不安定な値動きが予想される。また、28日の取引終了後に2027年3月期の業績予想を上方修正したスクリンが夜間取引で13%超急落した。ここまで世界の半導体関連企業の決算を見ると、好決算を受けて素直に上昇したケースはほとんどなく、好決算が出るたびに売りが強まる局面となっているため、先行き不透明感は拭えない。まずは本日午前9時に韓国のSKハイニックスが2026年4-6月期決算を発表する予定のため、決算を受けてSKハイニックスの株価推移が本日の東京市場に大きく影響することになるだろう。また、熊本県内で28日夕方、最大震度7の地震が発生した。熊本県内には半導体関連の工場が多いため、生産が停止する事態となれば、半導体を用いる電子部品や自動車など幅広い製品の生産に影響が出る可能性があり、今後の被害状況を確認する必要もあるだろう。上値めどは、心理的な節目の64000円や75日移動平均線の64598円、65000円、66000円。下値のめどは、週足の一目均衡表の基準線である61695円、心理的な節目の61000円、60000円、5月20日安値の59292円などが挙げられる。
[予想レンジ]
上限63000円-下限61700円