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システムズD Research Memo(4):システム開発事業とアウトソーシング事業を展開(2)

■事業概要

3. アウトソーシング事業
システムズ・デザインのアウトソーシング事業では、情報システム運営におけるライフサイクルコストの軽減及び顧客の経営資源の最適化を目指し、多様なサービスを展開している。具体的には、コールセンターやITサポートを中核としたビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービスを提供している。

主な実績には、コールセンターによる製品問い合わせ対応や販促活動、在庫・出荷管理、特定健診・保健指導の提出用データファイル作成、紙書類や画像データの入力、マイナンバー関連業務がある。さらに、PCのキッティングやヘルプデスク、情報資産管理なども行う。特に子会社のアイカムは、少額短期保険関連の自社コールセンター運営で培ったノウハウを活かし、コールセンターの構築やコンサルティングサービスを展開している。

現在、同事業ではキッティング代行やIT管理、ヘルプデスクなどのIT活用サービスにおいて、従来のファシリティ事業からオンサイト事業への移行を推進している。受託業務を持ち帰るファシリティ事業では、施設や設備、什器などの運営環境を自社で整える必要があり、固定経費が発生する。一方、オンサイト事業は顧客側の設備を活用できるため、固定費を圧縮できるメリットがある。本社移転を契機にこの移行を進めたものの、人員配置や業務管理の難しさから新規拡大に苦戦し、2025年3月期のオンサイト売上は一時的に低迷した。しかし、2026年3月期には元の水準を上回り、現在はオンサイト強化の軌道に回帰している。

4. 優位性
顧客ニーズに合わせた最適なサービスの提供と、長年培ってきた業務ノウハウによる顧客との厚い信頼関係が同社の優位性である。独立系SIerならではの強みを生かし、特定のメーカーや製品の制約を受けることなく、常に顧客にとって最適なITソリューションの提供に努めてきた。その結果、製造、医療、通信サービス、物流、官公庁、文教など幅広い分野にわたって、顧客からの厚い信頼を獲得している。また、同社では、システム開発事業、アウトソーシング事業の2つの事業が持つ強みを生かし、コンサルティングからシステムの企画、設計、開発、システム基盤構築、システム維持運用、BPOまで、ワンストップでのサービスをしている。また、顧客のニーズに応じて特定の領域に限定したサービス提供を行うことも可能である。さらに、顧客密着型サービスとして、多くの顧客企業に対してオンサイトサービスを展開している。これは「クライアント企業と密なコミュニケーションが可能である」「レスポンスが早く、迅速に対応できる」といったメリットがあり、同社ではさらなる規模拡大を目指している。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 若杉 孝)

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