■DAIKO XTECHの事業概要
(2) コアビジネス
重点ソリューションに分類されない、同社のすべての商材がコアビジネスとなる。これは主に同社の収益基盤を支えてきた事業領域であり、具体的には顧客の基幹システムや業務システムの受託開発及びそれに伴うハードウェア販売などが含まれる。近年は、企業のIT投資マインドの変化に伴い、基幹システムのモダナイゼーションや業務自動化・効率化のニーズが高まっており、これらに対応する受託開発案件が伸長している。必ずしも粗利益率が高いわけではないが、受託開発は顧客の業務やシステムに対する深い理解を促進し、高いリピート率を維持する源泉となっている。また、ここでの顧客接点は、重点ソリューションを提案する機会を見出す契機としても機能している。さらに、同社の安定的な収益を支えるシステム運用・サポートビジネスといったリカーリングビジネスも、コアビジネスにおける重要なサービスである。
なお、ハードウェアの販売については、収益性の観点から付加価値型ビジネスへとシフトしており、現在は重点ソリューションの提案につながる案件を中心に取り組む方針としている。
4. ソリューション区分
(1) プロダクトソリューション
パソコン、サーバー、ネットワーク機器などのハードウェア販売に加え、他社製ソフトウェアや自社ソリューションのライセンス販売が含まれる。また、納入した機器の保守サービスもこの区分に計上される。
(2) ソフトウェアソリューション
オンプレミスを中心としたシステム開発(受託開発)や重点ソリューション導入時における要件定義、カスタマイズ、アドオン開発などのエンジニアリング役務が含まれる。なお、1つの案件であっても、ソフトウェアのライセンス販売部分は「プロダクトソリューション」に計上され、その導入や構築にかかる役務部分は本区分に計上される仕組みとなっている。また、クラウドサービスの利用料などのストックビジネスも本区分に含まれており、安定的な売上基盤となっている。
(3) ネットワークソリューション
通信工事、電気工事、PBX(構内交換機)関連工事、ネットワークインフラの構築などが含まれる。近年は、高付加価値な直接取引の案件に注力することにより、単に売上規模を追うのではなく、粗利率の改善を重視する方針へと転換している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 西村 健)