米商務省が発表した4-6月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+1.5%と、1-3月期+2.1%から鈍化し予想も下回った。一方、同期個人消費速報値は前期比年率+3.2%と、1-3月期+0.5%から伸びが加速し昨年7-9月期以降で最高と好調だった。自動車、家具がけん引し耐久消費財は+6.8%。主にフードサービス、ホテル、ポートフォリオ管理費用などサービス支出がけん引し非耐久消費財は+4.4%だった。ビジネス投資も強く、+15.2%と、前期の+1.5%に続いた。全般的に堅調で特に工業、輸送、情報プロセス機器などへの投資が目立った。
消費の大幅回復は、インフレ高止まりにより懸念されていた消費減速が成長を抑制するとの懸念を払しょく。AI(人工知能)支出に絡んだ設備投資は依然力強い。
同期GDP価格指数(デフレーター)は+6.2%と、前期の+3.6%から跳ね上がりパンデミック絡みのインフレがピークを付けた2022年6月来で最高を記録。第2四半期のGDPは経済の勢い失速が示唆された。しかし、消費に投資を加えた実質的な国内民間売り上げは+3.9%と、+1.7%から伸びが加速し、全体指数が示すより国内需要が堅調である証拠と指摘されている。また、デフレーターの急伸で、当面連邦公開市場委員会(FOMC)は物価を注視する姿勢を継続する可能性がある。