31日の日本株市場は、買い先行で始まった後は、半導体株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。30日の米国市場はNYダウが613ドル高、ナスダックは679ポイント高だった。マイクロソフトは29日夕に発表した四半期決算と見通しが市場予想を上回ったことが好感され、半導体やAI関連株に買い戻しの動きが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比2015円高の63725円。円相場は1ドル=159円60銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で買いが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで開始直後に61490円まで売られた後は上へのバイアスが強まり、終盤にかけて63850円まで上げ幅を広げる場面もみられた。下向きで推移するボリンジャーバンドの-2σ(61760円)を上抜けており、-1σ(64370円)が射程に入ってきている。
米国では中東情勢の緊張が続くものの、原油先物相場が下落した。また、6月の個人消費支出(PCE)価格指数は前年比3.7%上昇と予想に一致しており、米景気は依然として底堅いことを示したことも安心感につながる。さらに、30日夕に決算を発表したアマゾン・ドット・コムは決算評価から時間外取引で買われていることも支援材料になるだろう。
キオクシアHDのほか、東エレク、アドバンテスト、ソフトバンクGなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の上昇が見込まれるなか、買い一巡後も強含みの展開をみせてくるようだと、先物主導で強い基調が続きそうだ。
ただ、日経平均株価のトレンドは下向きであり、週前半の急落部分を埋めてくる局面では戻り待ち狙いの売りが出やすいと考えられる。そのため、75日移動平均線(64746円)に接近する局面では強弱感が対立しそうだ。物色は指数インパクトの大きい半導体やAI関連株のほか、個別に材料が出ている銘柄に向かわせそうである。
なお、昨夕決算を発表したところでは、OLC、エヌエフHD、東エレク、NGK、日本精工、Jストリーム、JT、みずほ、日立建機、郵船、アンリツ、京セラ、コナミG、富士電機、パナHDなどが注目される。