31日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。前日の為替介入やレートチェックで急落し、反動により戻りを試す見通し。日銀の政策維持も円売りを支援。また、中東情勢の混迷を背景とした原油高などでドルへの買いは継続しそうだ。
前日の取引で米国のレートチェックと日本の為替介入とみられる動きがみられ、ドル・円は162円80銭付近から一時157円90銭台まで5円近く水準を切り下げた。4月以来の高値に強含んでいたユーロ・円も同様の展開。ユーロ・ドルはその影響で、1.1470ドル付近から1.1530ドル台に浮上している。ただ、円買いの巻き戻しが進み、本日アジア市場でドル・円は160円台に回復。また、日銀金融政策決定会合後、ドルは円売りで上昇した。
この後の海外市場は米金融政策と中東情勢、円の値動きが注目される。前日発表された米コアPCE価格指数は伸びの鈍化が想定内となり、今後の中東情勢次第で原油相場が再び値上がりすればインフレ圧力として意識されやすい。NY原油先物は上昇一服も下げ渋る展開が続く。また、長期金利も高止まりドルは下げづらい。一方、日銀は30-31日の金融政策決定会合で追加利上げを見送り、円売りに振れやすい。もっとも、追加介入への警戒感からドルの上値は重くなるだろう。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 欧・ユーロ圏CPI(7月) 予想2.9% 前回2.8%
・21:30 米・雇用コスト指数(4-6月) 予想0.8% 前回0.9%
・23:00 米・ミシガン大学消費者マインド指数確報値(7月) 速報値54.4