3日の日本株市場は、売り先行で始まった後は、半導体株の底堅さを見極めながらの相場展開になりそうだ。7月31日の米国市場はNYダウが276ドル高、ナスダックは251ポイント高だった。アマゾン・ドット・コムが決算評価から15%を超える上昇となり、NYダウを押し上げる形になった。原油価格が上昇したほか、米連邦準備理事会(FRB)のタカ派発言が重荷になる場面もみられたが、前日に続いて半導体やAI関連株に買い戻しの動きが広がった。シカゴ日経225先物は大阪比450円安の63270円。円相場は1ドル=157円80銭台で推移。
日経平均株価は、シカゴ先物にサヤ寄せする形で売りが先行して始まることになりそうだ。日経225先物はナイトセッションで64310円まで買われたが、米国市場の取引開始後に軟化し、62630円まで売られる場面もあった。また、31日の取引終了後に決算を発表したキオクシアHDがPTS(私設取引)で売られたこともあり、半導体やAI関連株の一角には利食い優勢の流れになりそうである。
ただし、キオクシアHDは自社株買いや分割を発表しており、売り一巡後の押し目待ち狙いの買い意欲は強いと考えられる。寄り付き後にリバウンドを強めてくるようだと、他の半導体やAI関連株への物色にも向かわせることになりそうだ。また、トランプ米大統領は、イランに対する攻撃停止に同意すると自身のSNSに投稿したと報じられており、原油相場の下げが意識されやすいことはリスク選好に向かわせよう。
物色はキオクシアHDのほか、アドバンテストや東京エレクトロン、ソフトバンクGなど指数インパクトの大きい半導体やAI関連株の動向に注目。そのほか今週は決算発表の第1弾のピークとなる。業績面を手掛かりとした日替わり物色も活発になりそうだ。なお、31日引け後に決算を発表したところでは、新明和工、デジアーツ、アイネス、アズワン、日本空調、理想科学、ナブテスコ、電算、牧野フライス、ゴールドクレ、三菱電、TDK、カシオ計などが注目される。